www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
4/14「大阪の夜、長過ぎる日記」 バックナンバー >>>
日曜日、いつもより早く起きたのは遠足を控えた小学生の気持ちだったのだろう。この日のイベントに期待し、心躍らされていた。しかし一抹の不安はあった。大手広告代理店マンとFM局DJとのコラボレーション(寒っ、死語に近いね)で、かなり「今」に敏感なオシャレさん(はい、またまた死語)が一杯いたらどないしよ!ってなことだった。

「ふ〜ん、神戸でバーをねぇ……機会あったら行かせてもらうよ」 と名刺を見ずに鞄に投げ込むような奴だったら「お前は絶対入れたらへんわぁ〜!」と名刺を取り返してしまうだろうし、しかしそれがベッピンさん(プチ死語)やったら「お待ちしております」と低い声で言うんやろなぁ、なんて考えたりしていた。

三宮と六甲で用事を済ませ、夕方4時、僕は車を東に走らせる。太陽がまだ眩しい、天気のいい日曜だ。オープンで走る車を見て僕もそうしようと停車する機会を窺ったが、あまりにスムーズに、30分くらいで目的地に着く。細かい場所は主催者の修吉くんにメールをもらっていたが、大阪に住んだこともある記憶に頼って辿り着いたところは立売堀(コレ、いたちぼりって読むんです)の公園。まだ誰もいないのは早く着いたせいだろう、と僕は車を寄せる。

待てど暮らせど(この表現も死語やな)「らしき人」は来ないので、思わず主催者に電話をすると、もう少し南だと言う。どうりで……ビルが邪魔で太陽の入って来ないその公園は極端に狭い。たった一面、爺さん達がゲートボールをしているそこをあとに、車を走らせる……。

そして到着。その公園には滑り台があり、子供達の遊ぶ姿が見える。爺ちゃんには悪いが正に公園だ、これが一般的な公園の姿である。測道に車を止めて大人を探す。まだ集まりが悪いのか?唯一の大人は、アーネスト・ホーストのような大きな黒人のみである。「おいおい、やっぱり思った通りやがな オシャレさんやぁ、コラボレーションやぁ、ワールドワイドやがなぁ〜」とドキドキしていると、子供が走ってきてその外人さんは手を繋いで公園を出ていった。また主催者に電話をすると、ここは南堀江、集合場所は北堀江であった。

やっと見つけた公園で束の間、面の割れない大阪で羽を伸ばすはずが「志賀さ〜ん」と映画配給会社の知人の女の子に声を掛けられ、無口でアダルティな38歳でいく作戦を絶たれ、結局僕はいつものようにマシンガン&アメリカンジョーク&死語トークに走る。おぉ、やはり「三の線」である。

ほっほ〜ぅ(納得の意 ハッハ〜ンも可)、最近の若いモンは携帯カメラで写真取り合って「送るからアドレス教えてぇ〜」と簡単に連絡手段をクリアするのか。次の携帯はカメラ付きにしようと思う志賀であった。FM802のDJ・キヨミさんが死語好きだったのは救いだったが、その流暢な英語に「What's happen! 駅まで10分」と返すのが関の山の死語、いや志賀であった。

妙に公園が多い地域にある一郭で、大鯛は丸焼きで出るわ、豚トロや魚介類は焼かれるわ、ちょぼ焼きというお好み焼きの子供みたいな(なんちゅう説明や)のを新聞で包んで食べたり、手製のカレー、ミネストローネで盛り上がり、それはそれはとてもとても楽しい会だった。肝心な内容が、スペースのせいで書けなくなった。収穫は……おほほである。参加して、バッチグー(死語)だった。

最後に修吉くんよ。僕の店を紹介するたびに「神戸の隠れ家バー」と言うのはやめなはれ。「行列の出来る店」くらいカッコ悪いわ。「あのアベックの女の子、カワイコちゃん&ボインちゃん&お色気ムンムンでモウレツぅ〜」くらいに死語やでしかし。まっ、君の気持ちは嬉しかった。素敵な面々にも出逢えた、ありがとう。そしてまたカレーの作り方教えてくれ。僕は上手く作れないのだ。
(3/16日記「同情するなら、カレー食え!!」参照)

帰りは長堀から高速に入る。「RIKI TAKEUCHI」ブランド、紫ダブルスーツのディスプレーに振り返ることもなく、僕は大阪をあとにした。

(あの店はナンじゃ!ミナミの帝王の竹内力ショップらしいが、ヤバ過ぎるわ)


※本日の志賀・ヒトゴトではないヒトリゴト
【虎充電、虎渦は惜しかった(タイガーチャージ、タイガーウッズの意)】

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga