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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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ヤンキース・松井がグランドスラムを達成した翌日、神戸ラグビー部・ヘッドコーチの萩さんが来た。以前どこかで書いたが、神戸にはサッカー、野球、ラグビー、そして関学アメリカン、プロテニスプレーヤーを輩出するなどスポーツに於ける素晴らしい土壌がある。ワールドカップに合わせて造られたウイングスタジアムを、子供達のためにもっと有効活用できないか、それは僕らにとっても、もちろん神戸の子供達にとっても素敵なことだと思ってる。

今、萩さんがNPOで参画しようとしているイベントは、その全部ではないけれど、ラグビー・アメリカン・サッカーの、スペース(空間)を有効活用するという共通性の3つのスポーツイベントだ。子供達に芝生を踏ませたい、その素晴らしさを教えてあげたい、そんなアイデアを萩さんは主張する。でも、他の役員や大人達は「指導者のためになるイベント」を前面に押し出す。子供達・底辺(あんまり好きでない言葉だが)の拡大が一番ではない意見だ。

ある日本のラグビーの試合で、試合後子供達がグランドに走り出し、選手に握手やサインを求めたことがあった。海外では珍しくない光景だが、「芝生に入らないでください」と場内アナウンスする協会側に、仕方なくすごすごと客席に戻される子供達があったそうだ。こけてしまう子や、ぶつかって怪我することを恐れてのアテンションだったのだろうが、そんな子供達がラグビーを好きになるとは思えない。事務的なファン感謝デーでは、子供の心は掴めない。

僕が初めて芝生に降り立ったのは、小学校の低学年、後に出会う大学ラグビー監督の「全同志社VS全カンタベリー大」に於ける引退試合だったと思う。坂田好弘先生は、同志社大出身だったが、NZ留学時オールブラックスJr.の年間トライ王になったこともある先駆者だった。カンタベリー大でもプレーし、その引退試合は京都は西京極競技場で行われた。(萩さんもその試合会場にいたそうで驚いた)

試合後、ユニフォームを同志社の紺とグレーの横縞ジャージと交換し、カンタベリーのメンバーに担ぎ上げられ、グランド一周した坂田選手がとても格好良くて、高さ3m近くあるスタンドから思い切って芝生に飛び降りた僕は、後にオッサンと呼ぶ(大学時代は皆、陰でこう呼んでいた)坂田選手の大きな身体、太い筋肉を目の当たりにし、サインを求めた。今でもはっきり、グランドのどの場所だったかも覚えてる。芝生の綺麗なグリーンも、その感触も思い出せる。

以下に長くなるが、お客様である小児科のお医者様のくださったメールを引用する。国、「大人」というものは、かくも現状より体裁を気にするのか。

『経済政策に必死の日本政府に日本の宝(こども)を守る余裕はなさそうです。小児救急が危ないと特番を放送しても、医療費がただの年齢範囲を広げる(最近施行されかけた政策)だけでは、来院患者数が増加して、受け入れ救急病院は少ないのにどうするつもりでしょうか?訴訟を恐れ、自分の専門分野以外は診ない傾向が増えているのに、ますます減少傾向にある小児科医に負担がかかります。そして結果的にこどもたちが犠牲になるのです。神戸市はまだ恵まれている方でしょう。医療費をただにすることを推進する団体にご意見メールしましたが、返事はありません。 医療費をタダにする前にもっとやることがあるやろー!……

恐怖心をあおるインフルエンザ特番を放送する前に、熱の下げ方や危険な症状の見方、上手な受診方法、常備薬の指導を自治体ごとにでもしっかり浸透させるべきです。当番終了後にいかに無駄な受診が多いことか……そして待合室で本物の病気になってしまう子もあります。テレビ局は責任の重さを知ってほしい。

一般小児救急を診ることができる医者や小児科医を増やすこと。つらく、不採算な部門(薬の使用量が少ない。など)を目指す人が少ないのは当たり前なのですが……各大学病院の小児科医局は毎年、入局者が少なく、頭を抱えてます』

子供達は「痛い」とは言うけれど、どこが痛くて、何が悲しいかなんてまだうまく伝えられないことが多い。本当に彼らを想う気持ちがあるのならば、「今必要な」大切なこと、大人主導でない世の中にすることの方が先決なんだと、声を大にして言いたい。それを聞き入れる耳を持つ、大人達の前で。


※本日の志賀・ヒトゴトではないヒトリゴト
【新・西部警察で、TVRサーブラウ・タスカン・タモーラが採用されると、お客様・太田くんからメールが届く 車のことである 僕の車もこのメーカーなんだけど、どこか寂しい話だ 確かに過去、映画「キャノンボール」のジャッキーチェン&マイケル・ホイ?が操る三菱スタリオンも欲しい時期があったし、日産レパードを格好良く見せた「あぶない刑事」にソアラより、こっちだななんて憧れたこともあった しかし、西部警察に出してしまう英国メーカー・TVRは、日本市場を意識しているのか 僕の車を街で見かける若者が「あっ、大門軍団が乗ってるヤツや!」と振り返るのなら、僕はあの時代錯誤甚だしいサングラスを掛けないといけなくなる ビジュアルじゃなくて、TVRを乗りこなせるように対峙して欲しいものである でなかったら、番組に投書してしまいそうだ】

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