www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
3/20「反論を受け止めろ」 バックナンバー >>>
水曜日、やはり静かに時は流れた店である。今日の僕は少し反省している。

お客様の好み通りにカクテルを作れなかった。昔、ホテルのバーテンダーだった若い頃、カウンターのお客様のOKが出るまで、何度もサイドカーをつくったあの日を思い出している。「レモンの味が勝っている」「コアントローが多い、ブランデーが生きていない」などと怒られて、確か5杯目にやっとそのお客様は何も言わなくなった。辛かったが、そのことは今でも糧になっている。

大阪の有名ホテルのパティスリーシェフが、以前僕に教えてくれた。

「一斉に10人に新作を試食してもらうと分かることがある 10人中、半分以上が美味しいと言えばオモテに出せるお菓子だ 一番怖いのは10人全員が美味しいと言うこと なぜオイシイか更に聞く必要がある 誰かがウソをついている可能性があるからだ 万人にウケるのは何かが違う、と疑え」

隣の人の感想を聞いてから「オイシイ」と言う人がいたり、有名シェフ考案だからと即答する人は怖い。特に「これは稀少で高価で、ロバート・モンダヴィがランクAの評価を出していた」なんて前知識のワインがあったら、ほとんどの人がマズイとは言わないモノである。店の雰囲気・カードキーの珍しさ、「志賀さんって、凄いねん」と言うお客様に連れてこられた方が、無理して飲まずに酒を残されたことを真摯に受け止められなかった僕は、自戒である。

人によって味覚が違うから、万人のリクエストに正解を出すことは非常に難しい。しかしなぜ僕は「あの時」のように、こう言えなかったのだろう。

「今度は、アナタが美味しそうに飲み干すほどのお酒をつくらせてください」

あのお客様がこのサイトをご覧になっているのなら、またチャンスが欲しいものである。大人になってしまって、若いときにやっていた努力を全くしなくなった、そんなダサいオヤジにはなりたくない。

体力・体型は、また別の話。


※本日の志賀・ヒトゴトではないヒトコト
【なんとなく「志賀敏哉」でグーグル検索してみた 僕のサイトより先に、名前が見つかった(あとは、僕のサイトのみ) 今関わっているプロジェクトのものである イントロ画面やサイトマップが思い通りにいってないので、まだあんまりヴィジュアルはまとまっていないが、おもしろい企画なので是非要項を見てアイデアを応募して欲しい 夢基金委員・プロジェクトブレーンの面々もおもしろいし、行政色は濃くないから、実現性・レスポンスも早いと思う 詳しくはまたいつか……一度皆さんも、自分のフルネームを検索してみれば? 意外なサイトにぶつかるかも、です】

※昨日観た(観終わった)、ちょっとええ映画とビビビっとビデオ評論
【ビデオ「TRICK」主演・阿部寛 仲間由紀恵】
関西では?ずっと深夜にやっていた、テレ朝の30分モノ 売れない手品師と物理学者の、カラクリ(トリック)暴きシリーズである 好評だったため続編もやっているようだ コミカルなので、ジャパニーズホラーが苦手な人や、金田一少年…では物足りない人には楽しめると思う 僕はどちらかというと昔、古谷一行が金田一耕助をやっていたTBSの横溝正史シリーズが好きだった エンディングの茶木みやこという女性シンガーの歌が、あまりに気持ち悪くて眠るのに一苦労の、今から20年以上も昔の話である
そんな意味では、鬼束ちひろのテーマ曲は、怖い

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga