www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
3/02「牛の涎(よだれ)なのだ」 バックナンバー >>>
終日雨だった土曜日、明けてただ今日曜の午前4時25分、家にいる。今日こそは「千と千尋……」を観るために、もう家にいる。

先日ある店のマネージャーから、「ウチの従業員が、志賀さんのホームページにハマってるよ」と教えられた。この店は閑散とした神戸でもいつも忙しく、クラブ(お姉さんのいるトコロの方)と言えばココを挙げる人の多い老舗である。

どこからどうなって僕のサイトを見てくれているのか分からないが、こんな話はかなり嬉しい。おそらく今このサイトを見てくれているアナタも、いろんな職業に就いておられることだろう。僕が確認できているだけでも多種多様、僕とは違う「畑」の人々でいっぱいだ。しかし、飲食業というカテゴリーで言えば、同業者のチェックはより一層励みになる。

僕のサイトを見て、接客や経営のヒントがあるとは思えない。ましてや、あの「クラブ」で働いている方である。僕の指針・方針など、ほとんど商売には結びつかないと思う。謙遜ではない。マイク・タイソンでもない。損して得を取っているわけでもない。ともかく、あまりに暇な店の時間を有効に使っていると、知らぬ間にこの日記が続いていただけなのだが、嬉しいことである。

先日、ある食事会に招かれた。そこには「Cafeスクール」と称して、これから喫茶・カフェ業界に挑戦しようとする人達に、投下資本や資金調達、内装工事に掛かる費用諸々、商品構成、接客、オペレーション……それぞれの講師が講義をするという、その主催者、先生方が何人かいた。僕はそこで、諸先輩方を差し置いて色々としゃべりまくったのだが、本気か冗談か「志賀さんも、今度は講師でどうですか?」と言われた。

「流行る店の作り方なら、講義できますよ」僕は断言した。

皆、一瞬静まりかえる。「なんだ、この自信は?」そんな顔だ。

「僕の店のやり方と、正反対・対極をやればいい」

すぐにみんなは「ご冗談を…」と笑い顔になった。

僕はジョークを言ったつもりはない。実際、店を流行らせるのは意外に簡単だ。一番の問題は「それを維持し続けられるか」なのである。短期的なヴィジョンは、再び目標を作り出さなければならないし、新しいこと、継続的なパブリシティを生み続けなければならない。その苦労を考えれば、僕は長期的な展望を持って続ける方を選んだわけだ。しかし最近思うことがある。

流行らない店を、変わらず維持し続けることも至難なのだということを。


※本日の志賀・ヒトゴトではないヒトコト
【「え〜っ!志賀さん、来年よんじゅうぅ〜!!」……ほっとけ!】

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga