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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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近頃はコンビニ以外でもコンビニエンスな場所が多くなった。店の帰り、24時間セルフガソリンスタンドへ行く。最初はドキドキしたものだが、慣れるとかなり重宝する。料金が安いこともさることながら、いつも洗車に出す店はメンテナンスもしてくれていい感じだが、通りすがりに入るGSの煩わしい、ありきたりな接客態度に飽き飽きしていたから余計にだ。

店によっては平気でガソリンを溢れさせたり、なかなかガソリンが入らなかったりする。それはずっと僕の車が特殊で、入れにくいタイプなのだと思ってた。ところがぎっちょんちょん(死語)、これが自分でやってみると入るは、入るは、僕のTVRキミーラはゴクゴク美味しそうに飲み干していく。つまり、こんなところで「やってみなければ解らない」と気付くわけである。多分、その店員はその仕事に向いてない人だったのだろうな。

「知らなければ解らない」ことと言えば、その帰り家の近くにある24時間ビデオショップに返却に行った。その際僕は、Steelers苑田や、編集者・青山ちゃんに「千と千尋の神隠し」がイイと言われていたので借りてみた。スタジオジブリの作品は、実は初めてである。以前「魔女の宅配便」と言って怒られ、マジで「となりのトロロ」だと思っていた僕は、「千昌夫の金隠し」というくだらないギャグにしかしなかった映画である。ビデオパッケージが黄色なのがちょっと恥ずかしかったが、思い切って借りることにした。

どうせならと、三谷幸喜の「みんなのいえ」で、建築家と職人の葛藤を垣間見ようと手に取っては見たが、ふと目に付いた深作欣二の遺作「バトル・ロワイアル」に哀悼の念を込めて借りてみた。「千と千尋の神隠し」と「バトル・ロワイアル」……このギャップがシュールリアリズムである。

あまりにも腹が減っていたので、その向かいにあるコンビニで初めて「大盛りパスタ」なるものを買った。確かに大盛りだが、これを家で食べる38歳・独身はあまりに不憫である。サラダも付けることにした。それでも不憫には変わりない。

セルフGSなんてまさか!と思っていた僕が、アニメに抵抗のあった僕が、今こうしてそのGSに慣れて、もしかするとジブリ系映画に填ろうとしている。それも悪くないと思うようになった僕の心は、少しずつ丸くなってきた。年齢か、はたまた寛容になったか。しかし、このコンビニパスタだけはおそらくもう買わない。

レンジのターンテーブルが回らない、でかすぎて。


※本日の志賀・ヒトゴトではないヒトコト
【今日2月26日を「うわっ、226事件や」と言う人は、4時44分に「うわっ、不吉」という人くらいにあまりいなくなった】

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