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どれだけ多くの種類の酒を知っているかよりも……
お客様であり、食い友達のM嬢に
「志賀さんは、恋愛経験が少ない」と攻め続けられていて、
僕もほとんどそれを認めていたのだけれど、
最近それがそうじゃないと気付いた。
僕は恋愛経験が少ないのではない。むしろ多い。
僕は『純愛』経験が少ないのである。
『どんなに多くの女性を愛したかを饒舌に語る人が、
どれだけの女性に愛されたかを思い出せないのは不幸である』
僕はちょっとそんな感じだ。
『どれだけ多くの種類の酒を知っているかよりも、
その酒を旨く飲ませる店を知っている方が価値がある』
それは解っている。
反省しているのではない。
半生を振り返っているのだ。
だからこれからは、こんなオチも控えようと思っている。
※本日のダジャレー男爵・伝言板
【酒の旨味を変えるモノは、決してヴィンテージやグレードだけじゃないし、膨大な知識よりも「使える知恵」であるとも思う 家で飲むのとは味が違うと思わせるモノも、そんなところにはない 若いときには解らなかった事の一つだ】
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