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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜の夜半には雪が降る、神戸加納町である。
声が嗄れてしまっている、加納町志賀である。
怒鳴ったわけではない、叫んだわけでもない。

ただ、赤ん坊の泣き声を聞いたことがない産婦人科の院長がブラックジャックに似ているということと、なぜにこんなところに?のインド人のやっているダイアモンド卸商と、ギャンブルの臭いがプンプンする玉突き屋と、男同士が手を繋いで入ってゆくホテルと、噂好きの実はホントのところは知らない大将がいる中華屋と、毎年子供が増えていくクリーニング屋と……

このそれぞれに囲まれている僕の店が、
最も「うさんくさい」という話を、火曜の店で熱く語っていたせいである。

風邪で喉が痛くなること以外は、大人で「声が嗄れる」なんてほとんど経験のないことだ。 そうこうしてると朝、神戸にも雪が積もった。僕は、声が嗄れるまではしゃいで雪の玉を投げ合った、あの頃を懐かしく思い出している。

白い絨毯を見ながら睡眠を選んだ僕は、少し大人になってしまった。


※本日のダジャレー男爵・伝言板
【まぁ僕が外に出ていって雪合戦しようにも、相手がいなければ「合戦」もできないわけで、かと言って一方的に雪を通学の子供に向けて投げたら「変なおじさん」と言われそうだし、一人「雪祭り」の如くオブジェを作っているのはとても危険な光景であるから、確かな選択であったと思う】

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