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■ 中毒性日記 2003
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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2日夕方、京都から神戸に向かうJR新快速の中、ラッシュの如く人が多い。停車するたびに乗り込んでくる人に、申し訳なさそうに僕は窓際に座っている。JRを利用し、こうして外を眺めているといつも思い出す。いつか見た、UFOのことだ。

確かに僕は一度だけUFOを見たことがある。あれは京都から新大阪に向かう新快速。僕がまだ大阪に住んでいた頃だから、10年以上も前のことだ。あの日は夕方、京都を出ると新大阪まで着かない、まだ暗くなる前の南の空を僕はぼんやり眺めていた。広く澄み切った空だった。

そのボーッと眺める先に、銀色の飛行機とは違う丸いモノが映る。一瞬今時珍しい飛行船?かと思ったが、真円に近いその形は今までに見た飛行物体とは異なる。

第一に、止まっているかと思えば突然、こちらの目線で言うと10cmほど上下左右に瞬時に動くこと。第二に、視力2.0の僕にしてハッキリとそれが銀の球形と見えて、小さい頃ブームだったUFOの「アダムスキー型」だと解ったことがそう思わせた。間違いなくこの地球上のモノではない。そう確信した。

窓越しに凝視し続けた僕は、思わず「UFOだ!」と声を上げそうになったが、その勇気もないし何よりも声が出ない。どうすればこの未確認飛行物体が、認識物体へと変わるのだろうか。証拠が欲しい。

そうだ!僕は勇気を振り絞って、二人がけの通路側に座っているたまたま乗り合わせた女性に、証人になってもらおうと考えた。幸いその女性も一人だ。

「あそこに、UFOが見えるんです!」

そう言おうと僕は窓から視線を隣に向けた。



その女性はこの乗客の多い中、パンを思い切り頬張って、僕を睨み付けた。


※本日のダジャレー男爵・伝言板
【当然話しかけることもなく、振り返るとUFOはいなくなり、やはり未確認に終わってしまった 今日書いた話、今までに日記に出したっけ? 僕のサイト、全部見たことのある人、教えてください もうバカみたいにほぼ毎日更新しているせいで、記憶もヤバくなったか……?】

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