www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
12/30「有り得ないコトバタチ」 バックナンバー >>>
「志賀さん凄すぎる、アリエナイ……」
僕の大食漢を目の当たりにした若い女性がこう言った。

どこでどう広まったのかは定かでないが、今10代から20歳代を中心に口癖のように「アリエナイ」を連発する人が増えている。そう言えば僕が耳にしたのは今年の初め、神戸製鋼の伊藤剛臣のボケに対し、苑田がツッ込んだ「アリエナイ!」が最初だったと思う。そしてそれから、タケはずっとその言葉ばかり使っていた記憶がある。「志賀さん、それはアリエナイから……」と。

一説によると、ダウンタウンが番組で使ったのが最初だと言う人がいたが、どちらにしても本来の意味を成されていない用途が多い。ちょっと粗相をすると「申し訳ございません」を連発する人は、本当に申す言葉のない時に使えない。目の前で実際に行われている光景に対しても「アリエナイ」と使ってしまうのは「なんでやねん!」の突っ込みの意か。驚嘆・感嘆語だとすれば「ワァオ」「ジーザス」「オーマイガッ」と言うアメリカ人の方が潔く、気持ちイイ。

テレビの影響は多大だ。僕が日常のブラウン管の中で非常に耳障りに思う言葉に「ある意味」「とか」「みたく」「うちら」がある。「ある意味」とは『ある種の意味に於いては』とでも言うのだろうか。景山民夫の作品の中でこの言葉は「マスメディアに携わる人間達が作り上げた、悪しき習慣の言語」と書かれていた。そして「とか」「みたく」「うちら」はモーニング娘が犯人だ。

辞書によると『1980年ごろから特に、「とか」で言いさして、更には付けるまでもない文末に添えて、(自分の発言の責任を内容と共に)ぼかす用法が若い世代で広まった』らしい。カトちゃんに対するトカちゃん(渡嘉敷・元プロボクサー)ではない。「みたく」は『〜みたいに、〜のように』を略す、特に僕が嫌いな省略形だ。「うちら」は主に「♪うちら陽〜気な、かしまし娘〜」に代表される、関西の女性が使っていたはずなのだが、どうやら最近の流行はモー娘のみんなが言っているのが若者に浸透したようである。今ではキムタクでさえも「うちら」と言うようだから、必然的に影響される男の子も使っている。オイラの方が、猿っぽくてオイラは好きだ。

しかしまぁ、あるはずのないことに対し「有り得ない」と使う限りは問題ない。

僕の芸能人とのスキャンダル(死語)、僕の電撃結婚(死語)、僕の店の行列、

アリエナイ…… それはイイ使い方だ。


※本日のカウントダウン・ダジャレー男爵志賀 〔今年もあと『2』日……〕
【年末だという感じがしない 31日も店は開けるがいつも暇なので、向かいのビリヤード屋さんで紅白を観るのが慣例となっている ところが今年は玉突き屋さんはお休みだそうで、残念ながらNHKも猪木ボンバイエのボブサップも観られない やはり年末は感じられそうにない】

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga