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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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とうとうクリスマスが過ぎて、それはつまりルミナリエの終わりを告げる。静かな神戸が戻ったと同時に、慌ただしい年の瀬を迎える。今年もあと少しだ。

早い時間から一人で来ていた琴ちゃんとワインを酌み交わす。昨日のごついラグビー選手とは違って、やはり女の子と飲むのは乙なもの(死語)である。僕の店は例年、この時期にも一人で来るお客様が多い。一応、ご挨拶的に「なんや、クリスマスやのに一人かいな」と言ってはみるけれど、もし店がなくても僕はおそらくわざわざ街に出たりはしない人種だと思う。人の多い場所に、そんな時期に何を楽しめるというのだろう。

クリスマスを二人で過ごす人々の大半は、プレゼント交換や特別なディナーを食し、思い出を作ろうとする。レストランでは、幸せそうなカップルがにこやかに会話を楽しみ、他のテーブルを眺めながら微笑ましく思いながらも「僕達も幸せでよかったね」と確認し合い、ともすれば「こんなに幸せな私達を見て」と言わんばかりに、街を闊歩するルミナリエな二人…………気持ち悪い。

じゃあ僕の店でこの時期に過ごす人は、どんなタイプか。25日も、それなりにお客様が来てくれたが「そう言えば、今日ってクリスマスやんね」というような人が多かった。僕の店が初デートだった二人が「実は3カ月前に結婚したんですよ」と素敵な報告を受けた夫婦(おめでとう!)もいて、これはこれでクリスマスらしかったが、やはりそのカップルも含めてここに来るお客様は『干渉しないで欲しいタイプ=個性ある人』が多いようである。

いつからか、クリスマスをお決まりスタンダードスペシャルコースで固めた男女が蔓延し、干渉して欲しいかの如く振る舞う姿に、大多数に準ずる「希薄な安心」が見え隠れする。店の周年のイベントをやったことがない僕は、格好良く言えば毎日が特別に思いたいし、気が付けば二人で過ごしているという関係を好む。

しかし気が付けば和食の店で一人、ウイスキーを飲みながら茄子とシシトウの煮浸しをつついている、そんな生活も捨てられずにいる。

それは相手がいないだけだろう、と突っ込むのはご自由だ。


※本日のカウントダウン・ダジャレー男爵志賀 〔今年もあと『6』日……〕
【何が正解かは判らないが、12/24日記「その素晴らしいフィールドを思い出せ」に関して、神戸の何人かの選手と話す機会があって、まんざら僕の書いたことは間違ってなかったと思った あの日感じた、拮抗した試合展開とは裏腹の選手の険しい顔、悲壮感、愛情があったか?と思われるパス、迷いを感じる何人かのプレーヤー……それに気付いた時に、1/12の対サントリー戦は、いい試合になるはずである(うわっ、俺、解説者みたいに偉そうやな) 勝てば僕は、花園のグラウンドに飛び降り、泣きながら選手に抱きついてやる そのためにスタンドから飛び降りる際、骨折しないようにトレーニングしておくことにする】

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