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金曜夕方6時過ぎ、自販機で缶コーヒーを買う。センサーが反応するのだろう、「コンバンワ!」と機械がしゃべる。ボタンを押すと「アリガトウゴザイマシタ、オツカレサマ!」とこれまた時間の設定からか、今から僕が働きに出ることをさすがに関知(感知)まではせずに言ってくる。しかし、夜中に一人でこの自販機に初めて来たらイヤだな。こいつはナンと話し出すのだろう。
「ヨアソビハ、カラダニドクヨ!」とでも言うのだろうか。
タイマーが付いているから分かるようだが、天気や気温のセンサーまでもあればもっと詳しい呼びかけが出来るようになるだろう。「キョウハ、アッタカイデスネェ!」「アメガフリソウデスヨ」これは少し便利だ。
「アッ、ソレオシチャッタ、センスナイワァ……ソレ、ゲンカカカッテルワリニハゼンゼンウレテナインダヨネェ、マジデ……」
大きなお世話である。
しかし、人の身長や体格で男女を識別して「ミョウニ、キョウハヒエルネェ、ダンナ」と言われた日にゃぁ、昨今の異様に成長著しい中学生だった場合、非行に走る可能性も孕んでいる。CCDカメラの通信でセンターから見えて、飲料メーカーの人が話しかけるというのはほとんどドッキリカメラの世界だ。
「オヤオヤカオイロガサエマセンネェ、ソンナトキニオススメハ『○○ドリンクA&C&E』ヲエラビマショウ!」
それも、大きなお世話である。
「ン?カミ、キッタ?」
とタモリばりに言われたところで、返事のしようもないし、かなり怖い。
自販機は無機質に、本来の意味を全うして欲しいものだ。
※本日のカウントダウン・ダジャレー男爵志賀 〔今年もあと『11』日……〕
【23日は東京で、神戸製鋼と東芝府中の試合がある 家で応援することに決めたが、勝ったなら僕はその夜、店で祝杯でも挙げることとする 大切な試合、刺激を受けるモノを観たいと神戸より願ってる!】
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