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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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昨日も書いたが、木曜もまたルミナリエの渦中にいた。この日はまだ点灯前の16時半、いつも入れる駐車場へは、東西に伸びるルミナリエのアーチをくぐらなければならない。点灯の時間が18時なのに、既に沿道は場所取りの人で埋め尽くされている。決定的な違いは主役は僕ではないということだが、優勝パレードや、ウイニングランの気分とはこういうものなのだろう。

僕は昔から「こんなヤツいない」という生き方に憧れた。それは時に偏屈者と言われたりしたが、「似た人を知っている」と言われるよりはよっぽど誉め言葉に聞こえたものだ。唯一無二、完全なるオリジナリティでありたいと考えてやってきた。だからというわけじゃないが、点灯後にその東西の流れを南北に横切る不届き者の僕は、どうも見る側よりも観られる側になりたいようである。

そうなるためには有名になることが手っ取り早いとしても、その陽と陰で言う「挫折」でクローズアップされては堪らない。元ドリカムのアーティストの有罪判決が下されたが、まさに彼はその双方を味わっている。

その中で、被告に対し検察官が非常に珍しい質問をした。

「覚醒剤を使うことで、あなたの『未来予想図』はうまく叶ったか?」

ドリームスカムトゥルーの代表曲を引用し、被告にそう促したそうだ。何よりも自責の念を思わせる目的があったとは言え、時代の流れと共にカタイ職種の通り一辺倒な言葉よりも傍聴席の人にも理解しやすい、若いもしくはその感覚を備えた検察官だったのだろう。

観られる立場、その栄光と挫折を経験した彼はこう返した。

「使わなくても叶ったと思う……」

自分を信じる、とはそういうことのようだ。


※本日のカウントダウン・ダジャレー男爵志賀 〔今年もあと『12』日……〕
【「今年もあと○日……」なんて書いてきたが、よく考えてみると昨日までの書き方だと、31日には「あと0日」になってしまうことに、今日気付いたわ】

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