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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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昼に駐車場に向かうその時、シンシンと降る雪と言うよりは風情無く、バラバラと音を立てて雹(ひょう)が降った。落ちては跳ねて消えてゆく。しばらくすると、雨が降ったように跡形もなく路面は湿っていた。

ある大きなプロジェクトに参画するチャンスを戴いて、昨日の日記じゃないけれど、第一回目の「提案」の日を迎えた。そのロゴは見事に却下され、自分の中では消化できているはずの思い(昇華すればいいと思ってる)が少しまだ残るまま、あるスポーツ選手とお茶をすることになった。その時の彼とのやり取りが、僕のこれからのヒントになった。

例えば何かに挑戦する人がいる。参加することに意義がある、とは近代オリンピックの神様らしき人が言った言葉なのか、日本人は何かとその言葉を都合のいいように解釈してきた。その場所に居られただけで凄いことだ、あの有名選手とプレーを共に出来ただけで光栄だ……。方や一流アスリート達は言う。「周りは大したことがない、僕は通用する、いやそれ以上だ」そう言える人は、孤高の人生を歩みながらも、絶対的なオリジナリティーを備えてる。

そこにいれば安泰だ…その場所でプレーすれば、間違いなく試合に出られる…皆にもチヤホヤされる…。そこに物足りなさ(負ける気がしない、このままではいけない)と、向上心(上には上がいる)が同居したときに、『感じる人間』は次のステージを目指すものである。

デザインの話。誰かが言った科白ではない。僕がこう思うのだ。

「ロゴというものは、インパクトよりも『ずっと想う愛着』である それはカタチになり、その広がりは無限に後から湧き出てくるモノである」

確かに今、その時の旬をアピールして、二つ返事で「これイイよ!」ってこともタマにはある。しかし強がりでも何でもなく、僕の提案が却下されたことに関しては、真摯に受け止めたい。僕はどこかで「これで、どうだ〜」と肩に力が入っていたような気がするからだ。それを見抜いてくれたクライアントに感謝しながら、僕は次のステージを既に見据えている。

派手に降って消える大きな雹ではなく、僕は積もる雪になりたい。


※本日のカウントダウン・ダジャレー男爵志賀 〔今年もあと『17』日……〕
【昨日の店の帰り、ラーメン屋に立ち寄る 外は寒いが、熱いラーメンに鼻水が出る 外に出ると一気にそいつはひどくなり、大学時代によくやった手鼻(「てばな」これは冬の練習中、イチイチ鼻紙を使いに行く暇がないので、グラウンドではよくやる手法 指で片方の鼻を押さえ、鼻水を「チ〜ン!」と出してしまう荒技である 一年の頃は下手くそだが、四回生には「いつでもどこでも誰とでも」くらいに、手鼻の名手となって皆卒業してゆく)で、鼻水を出そうとした 17年ぶりである………案の定、鼻水は押さえた右手にまとわりついていた】

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