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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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車で通る、県庁の近くにラーメン屋がある。入ったことはないがいつも閑散としている。表の張り紙には「餃子お持ち帰えりできます」とある。ちょっとしたことだが、そこには少しばかり問題がある。一に「帰り」が「帰えり」となってるだけで違和感がある。二に、字が汚い。三に紙が新聞広告の裏ような紙だ。

「○○あります」の『ます』を□みたいな記号?(升酒の恰好からきていると思う)で書いてある店が未だにある。昔ながらの喫茶店に行って、そのメニューに「コーラー」とあったりすると「あぁ、歳のいった人が書いたのだな」なんて思う。汚い字の手書きメニューなど、近頃ほとんど無いはずだ。もちろんその時代背景としては面白いし、味もある。間違ってはいないのだが、今の時代にはやはり変な感じがしてしまう。近くに違和感を感じる人がいないのかも知れない。

以前にも書いたが、須磨のガラス屋さん「ガラスのうすい」は、今では「ガラス」字部分が大きくなっていて、碓井と小さく漢字で書いてある看板に変わった。おそらくそれは、お客様か身近な人に「それじゃあ、薄いガラスみたいでお客様が来ないよ」なんてアドバイスがあったのかも知れない。近くに、注意・忠告してくれる人がいることがその店の救いだったのだろう。幅広い交流も大切だが、近くにいて時には腹の立つことも言ってくれる、それがブレーンなのだ。

僕は昼に「アートディレクター」なんて呼ばれることがある。例えばデザインに於いて「こうした方がもっとよくなるのでは」とか言いながら、その相手のイメージを具現化するのに『導く=ディレクションする』ような仕事だ。しかし、僕もまた近い人達・ブレーンに導かれることがある。
一人では生きてはゆけないとは、そういうことだと思う。

恋愛のアドバイスが出来る人は、恋愛に苦い経験がある。自分のした失敗や後悔が、人に優しくなれたり受け皿が大きくなったりするものなのであろう。僕もよく相談を受ける。いつも答えは『僕があまりやらないこと』を言ってみる。それで結構うまくいくことが多い。(つまり、僕は恋愛下手だということだ)

そして僕になんでそんなディレクションの仕事ができるのかと言えば、もちろん周りの人ありきなのであるが、その答えはまた別の所にもある。例えば「流行る店にするためには、どんな店が良いか」という依頼があったとする。
僕はそのアドバイスや提案には自信がある。

『僕の店のようなことは、やらなければいい』

他人のことは客観的に観ることができる、というわけだ。


※本日のダジャレー男爵・志賀
【矢田亜希子・矢野顕子・和田アキ子、似てるけど全然ちゃうがな】

※「志賀」に来た、ちょっとEE(ええ)メール
【メールあんまり来てません、とほほ】

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