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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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土曜日社会人ラグビー関西リーグ戦、神戸製鋼は勝利を収めた。ワールドに負けを喫したときとは違う、大きくグラウンドを使うプレーは安心して観られた(ビデオでだけどね)。僕が言うのもナンだが、関西リーグではテストケース・試験的なプレーが多いように思う。本番はこれからだ。

またラグビー話か、と僕の幅の狭さを露呈しそうだが、シーズンだということもあり少し書きたくなった。店が暇すぎてネタがないというのが本音だが、いつか書こうと思ってたことだ。「Number」のライターも、スポーツ新聞記者も、関連誌の編集者も、もしかすると僕の同級生でラグビージャーナリストの村上も、多分気付いてないことなのかも知れない。

いや気付いていたとしても、それを理由になんて出来ないし、ましてや選手からはそんな話を公に口に出すことはない。だから僕が独断で書く。はっきり言おう。神戸製鋼はあのジャージを変えるべきだ。いや伝統の赤を変えろと言っているのではない。あの素材とデザインを変えろと言っているのだ。

僕がラグビーをやっていたその昔、ラグビージャージと言えば、分厚い「綿100%」と相場は決まっていた。そのデザインの特長は横縞が主流で、長袖で長い襟、それを立てるのがカッコイイとされていた。しかし今は違う。まず半袖になった。そして吸湿性がありながら、汗を蒸発させる薄手で軽い素材、ポリエステル100%(サッカーJリーグの方が早かった あの光沢のある素材のことだ)のものがほとんどのチームに近年採用されている。しかも海外のプロクラブチームのジャージに倣ってか、襟のない(もしくは短い)デザインが多くなった。

では、神戸製鋼はどうだろう。おそらく僕の知る限り、社会人ラグビー選手権に出場するチームの中で「綿48%ポリエステル52%」のジャージは、神戸だけである。もう何年も同じままだ。しかも未だ襟が長い。
これの何が悪いのか、答は簡単である。

『掴まれやすい』のである。

ポリエステル100%と比べると全く違う。滑りにくいのですぐに相手にホールドされ、機能的にも汗や雨を吸って重くなるのでNOだ。長い襟は、柔道の組み手のように奥襟を持たれ引きずり倒されやすい。一度試合を観る機会があれば確認して欲しい。僕には、あれは立派なハンデに見えてならない。

変えない理由、今まで変えなかった理由は主要選手から聞いたことがあるが、それも先シーズンまでのことだ。そろそろ、一新してみてはどうだろう。スポンサードの問題もあるだろうが、「素材」は結構大切なはずだ。

とは言うものの、もうシーズンは始まった。「勝者には賛辞と喝采を、敗者には何もやるな」その厳しい世界に身を置いた彼ら、特に今年の神戸製鋼はリベンジという言葉だけでは片付けられない「復活」という使命をも背負っている。僕がとやかく言う筋合いではなく、事は進んでいる。

あのジャージでもう一度頂点に立つ、そこにどうやら意味があるようだ。


※本日のダジャレー男爵・志賀
【なんならデザインは僕がしてもいいぞ!おほほ 僕なら素材に掴まれにくい「とろろ繊維」を使う そんなものがあればの話だが】

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