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車を洗ったときほどに、雨の洗礼を受けるものである。洗礼で身を清めるのならばいいが、こちとら清めるほど汚れちゃぁいねぇし、僕の彼女であるこの2シーターの車をそんなに雨に晒した〜くぅ〜は〜ねぇ〜(と見栄を切る)、と一目散にけぇる(帰る)とすらぁ。いきなり歌舞伎町、いや歌舞伎調に始まった日記であるが、特に意味はない。その車の中で、思い出していた。
僕にはいつもヒーローがいた。古くはエイトマン、流星仮面、怪獣王子、パピー、スーパージェッター、そして仮面ライダー、ウルトラマン、マグマ大使、赤影、タイガーマスク、変身忍者嵐、ライオン丸、スペクトルマン、ミラーマン、キカイダー……僕にはサンタクロースと同じくらいに、思えばいつもやって来てくれるはずのヒーローが、ずっと心にいた。
車は西に向かう。水溜まりを蹴散らし、更に強くなった雨足をものともしないエンジン音が、締め切った窓越しにも轟いてくる。僕が小さい頃憧れた「マッハロッド」は、こんな感じだったのかも知れない。
「♪マッハロッドでブロロロロ〜、ブロロロロ〜、ブロロロロ〜ン ぶっ飛ばすんだ、ビューンビュビューン」と擬音のオンパレードが全編を包む『バロム1(ワン)』の主題歌である。バロム1は、太っちょタケシと小っちゃなケンタロウ少年が腕を交差し「バロムクロス」で変身するヒーローだ。そう言えば、あいつは鳥のような顔だったな。僕は走る車の運転席で、その続きを唄ってる。
「♪みんなで呼ぼう、バロム1 必ず来るぞ〜、バ〜ロ〜ムワン〜」
子供の頃ってのは、何の疑いも無しに助けに来てくれるものだと信じてた、純粋な少年だったと思う。今から思えば、みんなで色んな所から呼んだらバロム1は必ず来れへんな、できるだけ時間差で呼んであげた方が彼のためにもええやろうなぁ、なんて考えてしまう、僕はそんな大人になってしまった。少し寂しいことだが現実社会に生きている僕は、今を見据えて生きていかなければならない。
ヒーローの出現を待つことよりも、僕が自分のヒーローになろう。 憧れの英雄は、いつも自分の思い描くその先に持っていたい。
※本日のダジャレー男爵・志賀
【そしてアナタのヒーローでもありたい……う〜ん、アホ しかし昨日の変な日記に感化されたわけじゃないが、人の幸せを祈っている場合ではないな 忘れかけていた「志賀を幸せにする会」の復活させよう その会長にSteelers伊藤剛臣が名乗りを挙げてきたが、最も不安な人事だな……】
※「志賀」に来た、ちょっとEE(ええ)メール
【昨日の日記に関してのメール、かなり来ました 書き切れません いつかのレスポンスチェックよりも来て、チョッピリ(死語)複雑な、加納町志賀でございます 「結婚」ってキーワードの反響凄いね、とほほ】
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