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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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店の帰りに寄ったコンビニで手にした一冊の雑誌。関西ではおなじみの情報誌、ミーツリージョナルは「甘いモン」特集だった。僕もこの雑誌は個人的に好きでよく買う。地域情報誌としては、切り口が「今」に迎合していないし、書き手の思いが伝わる珍しい本だ。今まで僕の店も3回の取材(と言っても住所・電話番号掲載はナシ 普段は断っている)に答えたこともあるが、それはその編集者の圧倒的な個性と、ウソのない活字を書く力に惹かれたからである。

そう言えば、この号は3日の文化の日に来ていたプニプニみちこ嬢が、隣のこれまた同じ名前のミチコ嬢に見せていた雑誌だという事に気付く。シュークリームが表紙を飾る、「甘いモン好き」には堪らないモノなのだろう。ミーツの本だから普通じゃないはずだと、とても嫌いな「立ち読み」をしてみる。男が買いに並ぶ店……レストランのデザート……京都の和菓子……ん?これは!!副編のA嬢が言ってたヤツやないかいな!と、僕は思いだした。

いつだったか、その編集部からメールが届いた。「志賀さんって、甘いモンに詳しいやんねぇ 今度特集組むんやけど、教えてくれへんかなぁ」と、おおよそ僕には縁のない話を持ちかけられて戸惑ったので「そんなこと言うたっけ?」と返すと何のことはない、僕が『あられ』について熱弁してたのを勘違いしていたようだ。あられにはうるさいよぉ〜、店に使ってる法善寺あられ・えびさんご、新潟の浪速製菓・柿の種(でかい!)なんて最高やと思うね。堅い煎餅・おかきも大好きである。しかし甘いモンは苦手なのだ。

その本の続きである。甘いモノの達人として何人かが、店やスイーツを紹介してる。もしかすると、アレか?僕がOKしてたら、このページで「そうねぇ〜、○○のケーキはビスキュイがしっとりしてて、グランマニエの仄かな香りが邪魔してないんだよねぇ〜、おほほ」って語ってたんかねぇ。似合わねぇー!

かく言う僕も全く甘いものを食べないかというと、そういうわけではない。チーズケーキはまだ食べられるし(3日に倉敷から来たお客様の差し入れや、けんもつ珈琲店のマスター手作りレアチーズを戴いたが旨かった)、和菓子なら京都・下鴨の婆ちゃん宅へ行ったときには食べている(抹茶なしでは無理)。結局「どうぞ」と戴かないと食べない、買ってまでは口にしないということなのだが。

ところが酔って帰ったときにコンビニで、なぜかアイスモナカを買っていることがある。小学校の頃連れて行ってもらった京都の映画館で、休憩時間に野球場のように首から箱をぶら下げてアイスモナカを売りに来たものだ。多分、パンフやポップコーンなんかも売ってたのだろうが、これはトラウマなのか、あのアイスモナカの味だけがどうにも忘れられない。僕はあの味を今でも追い求めているのだろうか。しかしまだあの日のアイスモナカには再会していない。

火曜は酔ってなかったんだけど、「甘いモン特集」に感化されて思わず買ってみた。余計なモノが色々乗っかってしまった大人にとって、子供の頃の思い出「甘い=嬉しい」の構図とは幻だったのか、もう押入れにも見あたらないおもちゃ箱のようなものになってしまったのか。

やはり甘さと、ただ………寒さが残った。11月、当たり前である。


※本日のダジャレー男爵・志賀
【おすぎさんに送ってもらった岡山?の「びわゼリー」あれは旨かった!】

※「志賀」に来た、ちょっとEE(ええ)メール
【『志賀さんは、V6のいのっちをカッコよくした感じだと思うんですが…』(東京から初めて先週いらっしゃった志津代さんより)……ぶ、ぶっ、V6? V3やったら解るんやけど、微妙に喜んでええのかわからんなぁ】

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