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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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携帯電話の留守番電話センターのものではない、携帯本体に着いてる留守番機能(伝言メモと言ったりする)は、大抵短い時間に設定されている。「ただ今電話に出ることができませんので、20秒以内でご用件をお話し下さい」……僕のは20秒だが、土曜初めて15秒という電話に掛けた。

人には体内時計というものがあって、それはおそらく食事や睡眠を欲したりなどの、生活サイクルに無意識に機能しているのだろう。そこから言うと、ちょっと違う話だが、僕はいつも20秒きっかりに伝言を入れることを得意としている。今回の15秒も、見事におさまった。僕はアナウンサーにでもなれるのかも知れないな。(こんなこと言うと、ABC小縣裕介や清水貴之に怒られるか)

まぁ、20や15秒っていうのは人間が用件を一番伝えやすい数字なのかも知れない。だから「以内」なのだろう。「ただ今電話に出ることができませんので、7秒でお名前・ご住所・ご職業・ご趣味をお話し下さい」と時間を決めつけられたり、用件をリクエストされても困る。しかし「ただ今電話に出ることができませんので、アナタのスリーサイズをお教え下さい」は、いいかも知れない。「ただ今電話に出ることができませんので、アナタの悩みを延々とお話し下さい」と言いながら、5秒くらいで切れてしまうのはタチの悪いイタズラである。

よく言うことだが、昔は携帯など無い、静かな国だった。
それが不便だったかといえば、そうでもない。

土曜の店で初めて出会った男性は、情報通信の最先端でシステムのセキュリティを構築するエンジニアだそうだ。日本のサイトに侵入できないサイトはないと豪語する。解りやすく言えばハッカーでもあるわけだ。彼は最近諸事情で、一緒に住んでいた女性と別れた。と同時に、家には家財道具が一切無くなったそうだ。

「エアコンまで持って行かれたけど、意外にやっていけることに気が付きました」

もしかすると「時代の寵児」とも言える彼が、皮肉にも生活至便の生活からだだっ広い部屋にポツンと、の生活を余儀なくされた。しかし彼が、またイチから始まる自分に気付いたのは救いである。僕はこんなようなことを言った。モノが増える一方・雑多な生活は誰しも経験があるが、ポジティブに考えるのなら、何もない場所で住むことなど今の時代に体験できない。そしてそこにはこれから「増えてゆく楽しみ」があるじゃないか……。

例えば僕に携帯電話が無くなったとして、それはそれで、やはり家と「志賀」の往復という変わりない生活が待っている。それは地道だけれど、堅く固い。
そして僕はこう考える。「増えてゆく楽しみ」という確実に信じられるモノとは、少々大袈裟だが『絆』だと思う。

それがデジタルだけでは得られないものだと、人は皆、解っているはずなのだ。


※本日のダジャレー男爵・志賀
【さすがにいつまでTシャツでおるねん!って我ながら思う しかし本日「志賀文化の日」はこのまま頑張ることにする 人が寒いと連発する今に、こんな恰好の大人がいることも文化だと……言えへんな】

※「志賀」に来た、ちょっとEE(ええ)メール
【『初雪、降りました ほんの少しですが…』(秋田のサイトウォッチャー・ゆうこさん)……同じ日本でも、もう…凄いね サイトやってなければ、こんなリアルな情報分からなかった ありがとうございます】

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