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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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大阪に行った。仕事と言うよりは、鑑賞と言った方がいいだろう。御堂筋本町から、心斎橋辺りを散策する。ブランドの大型ブティックが名を連ねる中、インテリアショップも挙って出店ラッシュの様相である。東京同時開催の「大阪デザイナーズウィーク」の一環で、インビテーションが送ってきた、ヤマギワ、カッシーナ、最後にカーサミーア(アルフレックス、B&B〔洋七・洋八じゃないよ〕)の新作を見て回った。店のお客様・野崎くん、店長になっとったわ。

大阪はとにかく人も多いが、神戸と違うなと思ったのは「クラクションを鳴らす車が多い」ことだ。気が短いのか、(双方が)マナーの悪い車が多い土地柄なのか。かく言う僕も、相手が無理矢理割り込んできたり、危ない運転だったりすると、それはCAUTIONとしてクラクションを鳴らす。端から見ると、チョイと危ない人に映ってるのかも知れないな、気を付けようと思う。

以前イギリスの車で、クラクションがコラムシフトのようにハンドルから出ているヤツに乗っていたことがある。同じように相手に促す際ホーンを鳴らすのだが、これをイライラしながら何度も鳴らすと、丁度その動作が「違う違う」と手を振っているように見えてあまり効果がなかったことをフト思い出した。
(解りにくい描写やな 理解できましたか?)

夕方6時には、それぞれの店でレセプションが始まり、ワインやオードブルが振る舞われていた。会話する二人のイタリア人と思しき人を、なぜかデザイナーだろうと一瞬思ってしまうところに、希薄な僕の先入観が垣間見える。人は固定観念やイメージでモノを捉えることが多く、それが本質とはかけ離れた方向に流れてしまっていては非常に怖い。ニコニコしてる顔の「その全てが心からの笑顔ではない」ことを知っているくせに……。

僕は暇なこと自体では悩まない。店に於いて、忙しすぎても暇すぎてもできないことがある。それは、僕がゆっくりたくさん話せないことだ。僕は、それに悩むのだ。人の多かった金曜の夜、店で僕はカウンターのお客様にこう言った。

「忙しさは適度がいい、僕は忙しすぎると顔に出ちゃいますからねぇ」

お客様はこう言った。

「それは志賀さんが、お客様をゆったり迎えてる気持ちがあるからでしょう」

行列ができ、顔で笑って心で泣いてあたふたのサービスしか出来ない店や、お客様が帰ってから「あの客最低やな」と他にお客様がいるのに言う店よりは、顔で怒ってもちゃんとやることはやる、そんな職人気質に僕は憧れている。


※本日のダジャレー男爵・志賀
【3日、ヤバイねヤバイね、 超ーっヤバイね こうなったら祭日ごとにやってみるか! 「志賀こどもの日」(子連れOK)「志賀敬老の日」(老人の会)「志賀海の日」(水着だらけの水泳大会)……って、休みなくなるわ!!】

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