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火曜、車のエンジンを掛ける。フロントガラスに汚れが目立つ。猫の足跡だ。深夜に帰る僕の車のその余熱は、彼らにとって恰好のベッドらしい。こんなカタチで毎年、目の前の冬の到来を感じ始める。
しつこいようだが、11月3日は店を開ける。秋田や岐阜、色んな所からのサイトを見てくれている人達からは、「盛り上がるんでしょうね、行きたいけど翌日の日記を楽しみにしています」なんてメールは届く。しかし肝心の関西圏、近くに住むお客様や知人、ブレーンからは何も連絡がない。今のところ、ターバン巻いたインド人と、ウェブプランナーで僕のブレーン卯目くん、そしてうだつの上がらない広告代理店マンの梅澤くんくらいのものである。
オープニング画面の詳細告知にあるように、どんな会になるかも分からない。もしかするととんでもなく盛り下がる、男5〜6人でソファに座りながら反省会をしているのかも知れない。それはそれで楽しいものだが、少しばかりの華やかさも欲しいモノである。
「華やかさ」とはいかなるものか。有名人がいることか……いや違う。女性が一杯いることか……うんにゃ、それも違う。豪華なオードブルと、稀少な酒のオンパレード（死語）か……それは「志賀」がやることではない。決して過美であるような華美ではなく、でもいつもと違う店になるはずのその日を演出する「華やかさ」とはいったい何なのだろうか？
僕が行く件の珈琲店、一人でも食事のできる食いもん屋……所謂装飾に於ける高級志向ではない僕の思う華やかさとは、至ってシンプルである。それは「店に立つ人間が心から楽しそう」なことなのである。そんな店や場所は魅力が一杯だ。スポーツや会社組織にも同じ事が言えるんじゃないのかな。
11月3日、ホントどんな会になるか分からない。でも、僕は笑ってると思う。
※本日のダジャレー男爵・志賀
【猫にボンネットやフロントガラスに歩かれぬよう、朝になるまで帰らなかった僕は、何をやっているのだろうか……？】
※「志賀」に来た、ちょっとEE（ええ）メール
【『最近読まれた本はどんな本がありますか？タイトル・装丁なんかが気に入って買うことが多かったのですが、最近はなかなか読みたい本に出会いません 最近読んだ本を紹介してください』（サイトウォッチャーの女性より）……う〜ん、「商店建築」「Pen」かな（雑誌やがな）……ほんま最近本読んでないわ M嬢（マゾヒストではない）から借りている「悪魔のパス、天使のゴール（村上龍著）」も、一向に読破できる気配がない しかしあの顔であの文章、なんか笑えるねんなぁ……人のこと言えんか】
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