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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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朝方雨の降る神戸。今日のラグビー試合観戦が気に掛かる。

昨日の日記にあるように、小村(初めてやな、3日続けて名前出た奴は)が僕を「香港マフィアみたいやな」と言ったことでフト考えた。香港マフィアなど見たことないはずなのに、そういったイメージを持つということは、「日本人は皆、チョンマゲを結って、いきなり刀で斬りつける」などと思っている外国人くらいに、いいかげんなものである。スイカを食べて「カブトムシの味がするぅ〜」とのたまう女の子のように、作られたイメージは怖い。

金持ちのイメージは「バスローブ(シルクのガウンも可)にブランデーグラス、シャム猫を撫でながら、ブラインド越しに夜景を見下ろす」なんていう、今時、宝田明でもやらないような描写もそれ自体が死語のオンパレード(これも死語)である。生活様式の多様化、時代の流れも左右するが、そんな表現はメディアにでっち上げられた(これまた死語)妄想に過ぎないと思う。アンソニー・ホプキンス演ずる「ハンニバル・レクター」の生活など、一部の人間のものであろう。

逆に日本人が持つ海外の人々へのイメージも、おそらくかなりおかしな事になっているのかも知れない。例えばこんな感じだ……

フランス人男性は、小粋なベレー帽をかぶり、オープンカフェでカフェ・オ・レを飲みながら「ビアン・ビアン!」と連発し、詩を読んでいる(もしくは油絵を描いている)。口ずさむのはシャンソンだ。酒はワインしか飲まない。

イタリア人男性は、真っ赤なスポーツカーを乗り回し、通りすがる女性を見る度に口説きに掛かる。皆、デザインにはウルサイし、ファッションセンスに長けている。毎日パスタだ、ペスカトーレだ、ボンゴレビアンコだ。

イギリス人は皆紳士であるがゆえゴルフ、乗馬を好む。職人気質で物作りには拘る。フィッシュ・アンド・チップスは欠かさない。学校ではバグパイプの授業があり、子供達は衛兵に憧れる。スコットランド・アイルランド・ウェールズ・イングランドの位置関係には強いが、島の話になると曖昧だ。(皆さんに日本・八重山諸島を説明できる人がいないのと似てる!)

アメリカ人は、燃費の悪い車に乗り、とにかく明るい。コーラが好きだが、ペプシかコカかのポリシーは持っている。すぐに「オーマイゴッド(えらいこっちゃ)」と言い、ハイスクールにはブロンドのかわいい女の子が多い……。

実はそれぞれ現地に住むその国の人達を知っているのだが、そんな人にはお目に掛かったことがない。僕の中学の近くにあったスーパーには、よくヤンキー(死語)がたむろしていたが「あの中学は皆不良である」というレッテルを貼られたりしてしまう偏見があった。みんな頭が良かったら、ガリ勉(死語)という言葉は存在しないし、誰もが不良ならそれはある意味に於いて統率が取れているわけだが、それでは個性が全くなく、逆に怖い。おとなしい人もいるから目立とうとする者が生まれてくるものだ。

それが社会、民族・民俗性、ひいてはその歴史・文化を創ってきたはずである。そしてそれは国や地域には関係なく起こりうる。限定されるモノではない。

そんなわけで、僕は香港マフィアではなく、加納町 志賀である。


※本日のダジャレー男爵・志賀
【タイトル「偏見とグレぇてる」…ヘンゼルとグレーテルね 説明せなあかんとは、情けない 偏見がゆえに、グレた子もいるのかも知れないな】

※「志賀」に来た、ちょっとEE(ええ)メール
【『19日、ラグビー観に行かないのですか?』(色んな方からより)……本日の神戸ユニバー競技場、神戸製鋼対豊田自動織機を観戦予定です 赤いTシャツでも着て行こうかと思ってます 見かけたら声を掛けてください トム・クルーズ並に、握手・サインくらいはします】

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