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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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妙に謙虚な増保の電話から、またむさ苦しい奴等の登場は予想できた。その中の一輪の華?久々の大畑大介は救いである。元気そうで何よりだった。また大きくなったようだ。更に大きくなって俺を越えるのだ、大介!(もう越えられとるか)

今までこのサイトに於いて、色々な「人」の登場があった。会社勤めの方、同級生、芸能人、スポーツ選手……でも基本的にその人のことだけを書くことにはリスクがある。それは相当のレベルでその本人について理解していて、そのプライベートを活字にしても誤解がなく、且つ僕との信頼関係が継続する相手でないと非常に困ったことになる。彼が「俺のこともたまには書いてよ」と言うのは、そのコンセンサスが保たれているからであろう。

小村という人物を知らない人には興味のない話かも知れないが、彼は今神戸製鋼に所属するラグビー選手である。事あるごとにラグビーの話になるのは、僕がラグビーをかじってたことが要因だ。ゆえに楽なことかも知れない。でもあえて今日は書くわけで、それは彼が「書け」と言ったことよりも、僕が書きたくなる切っ掛けを彼が与えてくれたこと、それが最も重要なのである。

元々、当然彼も神戸の先輩に連れられて来たわけだが、いつからか、そう多分キャプテンになってから、一人で来たり彼女と来たりするようになった。それは10/5日記にもあるように、敷居が高いというわけではないが、この店に一人で来るまでのプロセスがあった。人を好きになったり嫌いになったりするのは上辺だけでは解らないことだから、当然色々話ながら、人として信ずることができるのか、この人に聞いてもらいたい話があるだろうか、と考えた挙げ句に知らぬ間に「ぶっちゃけて」話のできる関係は作られるものであると思う。
小村はある日僕の店をこう表現した。

「負けた日にこれだけ騒げる店は少ない」

僕は彼のことを、修行僧のような頭(髪のこと)だと言ったり、早く落ち着け(俺もな)なんて言ったりするが、この言葉は本当に嬉しかった。それは僕の中で、ずっと「彼の言葉」として息づいている。

チームの調子のいいときに、チヤホヤする連中もいるだろう。レギュラーで試合に出たときにだけ、連絡してくる奴もいる。今度の土曜の試合、彼は先発メンバーでないかも知れない。でも僕は変わらず彼を見ていたい。それはどこにいようと普遍的な不変なのだ。 小村の有終の美は、おそらく近付いていると思う。今まで色んな選手の引退を見てきたが、その全てに涙したことはなかった。

こいつのその時が来たら、僕は涙を流す用意ができている。


※「志賀」に来た、ちょっとEE(ええ)メール
【『ラグビーの試合で例えば、観客席の神戸側、サントリー側ってどうやって決まるのですか?』(サイトへのメール・陽子さんより)……増保、教えてくれ! 俺も知りたいわ ジャンケンじゃないの?】


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