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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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10/16「自然の猛威、ガイコツとナマケモノ」 バックナンバー >>>
せっかく帰ってきた彼女同然、TVRキミーラだがいきなり生憎の雨となる。店を開ける7時前にはとんでもない落雷があり、その音は余韻(くしゃみをしたオヤジが付け足しで「オラ、オラァ、チクショ〜」と言うようなゴロゴロ)が残るほどであった。一つ疑問がある。よく映画や漫画の描写であるように、人間に落ちたときには閃光と共に、本当にガイコツ状態に見えるのだろうか?

身体に光が走る、それは解る。しかし身体は焦げるにしろ、中に入ったカミナリが透過し周りから見て理科実験室の標本のようなホネゲルゲ(バロム1に出てきた)に見えるとは到底思えない。考えてもみたまえ、君は電球を胃まで飲み込んで電気をつけたことはあるだろうか?……僕はない。ないが、おそらくそんなことをしても、ミクロの決死圏の治療探索隊が助かるくらいで、食後だと胃壁はかなりビックリしてしまうから裸電球は止めた方がいい、と言うかそんな問題じゃなくてそれが相当な光源であったとしても、筋肉と脂肪、そして皮膚までは全く意に介さない、いや胃を介さないはずである。

つまりは、あれは嘘なのだと思う。描写としてはなかなか解りやすいので誰かがそうしたのだろう。自然の恐ろしさを表現し皆に注意を促すには、時には嘘も必要なのかも知れない。この話をしても誰も「それは、ウソやろ〜」と信じてくれない話がある。僕が以前、ドキュメント番組で観た「自然の猛威」系の話だ。断じて言うが、これは嘘ではない。

ナマケモノという動物は、海外ではそんな意味の名前ではないのかも知れない。そこまでは分からないが、その海外の映像でも僕等が知るように、ダラ〜ンとそいつは木の枝にしがみついていた。普段、そのまま木の枝をノコギリで切り落として地面に落ちても、まだしがみついて離さないナマケモノではあるが、この日は勝手が違っていた。ジャングルに台風が、川は氾濫し水位は上がる。水面から突きだした枝葉の一つに、彼はいつものようにしがみついていた。

間もなく更に水位は上がり突風と共に枝は折れ、彼は川に放り込まれてしまう。濁流は容赦なく彼を飲み込もうとする。「あっ、危ない!」そう思った瞬間、彼は思いっきり息継ぎなしのクロールを始めたのだ!かくして彼はなんとか岸にたどり着いた……ハァッ、ハッ、ハッ、肩で息するあのナマケモノ、もう怠け者とは呼べないくらいに彼は、濁流の川を泳ぎ切った!!………

「それは、ないやろ〜」と思ってるアナタ、生死を彷徨う肉体の神秘に人間も動物もないわけである。だから雷が落ちたって、意外と何ともないのかも知れないよ。ガイコツで生き続けるという手も、粋ではないか。

なんだ、このオチは。


※本日のダジャレー男爵・志賀
【痩せた外人、ガイコツジン(小学校の頃のギャグ)】

※「志賀」に来た、ちょっとEE(ええ)メール
【『志賀さんの日記を読ませてもらってからというもの「苑田さん=ショクパンマン」が頭から離れず、笑いを堪えるのに大変なのです 息子が観るアンパンマンのビデオやおもちゃなどのグッズ、コルクボードに貼ってある苑田さんの切り抜き等々 目に触れたり話題に上ったりすると“ニヤニヤ”してしまって「あんた、ヘンだよ」と言われる始末…』(33歳 岡山の主婦チエさんより)……いいねぇ、このサイト結構主婦が見てるようだ この方はある日突然見てくださっているようだが、お客様の奥様も覗いてる場合が多々ある あんまり迂闊なことは書けないわけだが?ショクパンマンならいいだろ苑田】


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