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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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水曜日、閉店間際に松田くんが一人で来た。彼は所謂MR、製薬会社に勤めている。普段なら「あぁ、もう片付けてしもたわ」と言って返すところだが、一人だということが引っかかった。案の定お医者様の先生と飲んだ帰りで、彼らを見送った後にここに足が向いたようだった。

「なんかこのまま帰るのが、なんかねぇ……」

と注いだバーボンの入ったオールドファッションドグラスを傾けている。朝に始まり、深夜にまで及ぶ仕事が終わりを告げるとき、初めて背中を丸めて飲んでいる瞬間。ここを今日の最後に選んでくれた、彼を簡単に追い返すわけがない。

彼の背中はまだ丸いまま、でも決してそれは媚びたものや辛いものではなくて、家にいるように「本当の笑顔」の松田くんだった……。

「遅くにすいませんでした」そう言って彼は、タクシーに乗り込んだ。少し肌寒くなった神戸・三宮の街に、この日の僕は温かかった。


※本日のダジャレー男爵・志賀
【グレーシー充実……柔術野菜……お茶の間(死語)大爆笑】

※「志賀」に来た、ちょっとEE(ええ)メール
【『「好きなこと」に気付いて、それを続けられる幸せを最近実感しています 本当は、日々そういう環境にいられることを感謝しなくてはと思うのですが、どうも忙しすぎたり、トラブルがあったりとヘコむ要素があるとつい忘れがちになってしまう…いけませんね』(3?歳 編集・ライター 深雪さん)……では、なんで志賀が「自分らしさ」でいられるかって? そんなん簡単やがな!
…………暇やからや】


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