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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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世間で言う3連休に入った土曜、三宮に向かう道中に他府県の車が行き交っていた。初心者マークを付けた「札幌ナンバー」のセフィーロを見たときには、その勇気あるチャレンジャーに失礼ながら少し笑ってしまった。

この日は、気分が優れなかった。朝刊に載っていた記事のせいである。朝日新聞スポーツ面「合同チーム トライの喜び〜高校ラグビー、部員不足を克服」の見出し。そしてその中身に寂しさを隠せなくなっていたのだ。

『高校ラグビーで、複数の学校が合同チームで大会に出場する動きが全国的に目立っている。少子化の影響などで部員が減り、1チーム15人を確保できない高校が増えたためだ……』

その記事には新潟と京都の例がある。7日に開幕した秋季選手権に4つの合同チームが参加した京都で、隣接4校で手を結び計18人でチームを作った1チームがあった。その中に僕の出身校が入っていたのだ。 つまり僕達がいたあのラグビー部は今、単独チームで試合に出ていないのである。

僕の出身大学も、昔は大阪の茨木というところにあったのだが、卒業して何年かすると熊取と言う大阪と和歌山の間にある地に移転した。母校のあった場所は更地になっている。帰る度に変わってゆく、出身地京都の町や街にもその類が垣間見られる。昨日の日記じゃないけれど「断って継ぐ」ことも必要なことで、そんなことを考えるようになった僕は、歳を取ったという理由しか思い当たらない。

静かだった店を出て、通りに出るとタクシーがエンジンを掛けたまま何台か停まっている。震災前までは、タクシー乗り場に並んでも時間が掛かったものであったが、今は道路歩けばタクシーに当たる、くらいになってしまった。何だか悲しい様相の「今」だが、夜は特に過ごしやすくなった神戸の気候に空を見上げてみた。そんな僕を月が笑ってた……。

と言いたいところだが、どんよりと曇り空で何も見えなかった。おぉ、暗っ…。


※加納町志賀の『たまに吐くならこんな店!』
【くそー、日曜は店を開けるぞ!16日は休むぞ!!】


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