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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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木曜夜半、雨が降り出す。神戸では久しぶりのアメだす。

夕方郵便局に行きATMを前にする。店で使っているあられは大阪の「法善寺あられ」であるが、その払い込みだ。今回の火事では旧中座とその周辺の法善寺横町の被害が周知の通りであるが、このあられ屋さんはなぜか四ツ橋に工場を持ち、心斎橋で店を構えているので火災は免れた。冠にした法善寺はそれほど大阪外に認知されているのだろう。早い復興を願っている。

さて、郵便局の機械の前に立ち現金を入れる際のことである。蓋が開き、大きく口を開いてお金を催促される。クレクレタコラかカネゴンのようである。客観的に見ると、人間が機械に向かって何の疑いも無しに現金を入れている、この不可思議な光景は一昔前では想像し得なかったことだ。画面には「硬貨」というボタンが出て、蓋が開いているものだから躊躇無しに端数の硬貨を入れる。ん?ここは紙幣を入れる所ではないかいな…。

すぐに取り消しボタンを押すが、当然そこからニュッと硬貨が出てくるわけでもなく、僕は係員を呼んだ。間もなく現れた男性が、中を開けてしばらくすると出てきた335円、「こちらで間違いないですね?」と聞く。実は235円だったように記憶するが、そこで僕のコンピューターが即座に反応する……いや、235円ですと言うと、じゃぁ、この100円はどこに行くのだ?もしかすると僕が多めに入れたのかも知れないし、ここはともかく……
「はい、そうです」と僕は硬貨を戴いた。

以前同じように誰かが100円を入れ、諦めたのか?とすると僕は100円得したことになる。さすがに、街の自販機の釣り銭口を確認して歩く人にはなれないが、この方法は可能性がある。時間と勇気のある人はやってみればいい。いくらか紙幣口に硬貨を入れて

「すいませ〜ん、間違って入れちゃったんですけどぉ〜」

保証はないが、どこかに多く硬貨が入っているかも知れない。但し、同じ場所でこの行為は止めた方がいい。「あっ、釣り銭オヤジ(オバサン)が来た」って裏で言われてるかも知れないぞ。 by プチ釣り銭オヤジ


※加納町志賀の『たまに吐くならこんな店!』
【法善寺横町が、クラシカルな車に対する排ガス規制よろしく、安全性を確保する現代建築に於いて、古い街並みを復興させること(免震構造建築、歩道を確保することなど)、即ち「横町」とは呼べない「街」となってゆくの寂しい限りだ 作為的な、横浜ラーメン横町みたいにはなって欲しくないが、商業文化保存地区の指定にはならないものか 違った意味では、NYグラウンド・ゼロも同じように今後の動向が気になるところである……】


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