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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜、六甲上流の川でBBQを楽しみ(珍しく働いた やはり角瓶を飲むのは僕だけだった)、その後昼の仕事の打ち合わせを終え(上手く事が進んだ 19時半の「ワンピース」という海賊アニメ??をこれから親子で観るというので退散した ちょっと観たかった)、一路三宮へ。神戸で試合のサッカー選手が来るかも知れないと前日電話があったので、店で待機することにした。


例えば、試合観戦中のオーディエンスの中には、ミスを見落とさない人がいる。「なんで、あんな簡単なパス、落とすねん」と口々に言い放つ。今起こった結果に対し評価を下す。例えば、時間のない朝、朝刊に載っているスポーツの結果に目を通す。内容は見ようとせず、一番目に入りやすい数字を記憶する。その日の会話は「○○ボロ負けやったねぇ」……。

僕が店を後回しにしてまでビリヤードに興じることは周知の通りだが、基本的に自分と同じレベルかそれ以上の人との対戦を好む。その理由は明確である。失敗したときに、「どうやろうとしたか、そのために無理をしてこういう結果になった」ということが、瞬時に解る相手だからである。失礼な言い方をすれば、自分がハンデを振って撞く相手の場合「どうしてもここはこうやって次に繋げたい」という局面が来て失敗しても、その失敗だけを大きく捉え、その意図を知ろうとして来ない。つまりそれは、そこに至る過程を、そして最後に入れるボールのイメージへの道筋を理解し得ない人なのである。

ある選手がボールをキャッチミスした。観客からはため息が漏れる。しかしその他の選手は、なぜ彼が落としたか、そうならないためにはこうすればよかったと考える。更に言えば、彼はここ最近かなり意識高く練習に取り組み、モチベーションを保って頑張っていることをチームメイトは知っている。後は彼が強いハートで、本来のプレーを取り戻せばいいと。そこに至るプロセスを知る人間が近くにいるプレーヤーは、強くなれる。そしてそういったチームの結束は堅い。


さて店の話に戻そう。結局、サッカー選手からは連絡もなく、午前2時には帰路に就いた。さぞかし僕が怒っていたかって?いいや、彼らの行動パターンはよく知っている。どこかで酔っぱらい、つぶれてしまったのだろう。翌日になれば「昨日はごめんなさい」と電話が入るはずだ。

その「プロセス」はお見通しである。


※加納町志賀の『たまに吐くならこんな店!』
【ラグビーで言うと「FW前列5人の気持ちの解るチームは強い!」のだ】


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