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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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14日、昨日書いた通り朝から僕は家を飛び出した。お盆の街、三宮に向かう車は少ない。対向車線が多いのは、海に向かう、この暑い天気のせいだろう。

三宮で待ち合わせをした女性をピックアップする。彼女は今回のテレビ収録には欠かせない存在で、今まで雑誌やメディアにはその存在を頑なに断ってきた僕が、動かされた人物である。「暑いから、クーラー効かせといて!」と電話をくれた彼女に僕は、大きめの保冷剤とタオルを用意していた。僕の車は動くサウナだということを彼女は忘れていた。

あまりの暑さに耐えかねて、思い切ってオープンで走る。湾岸線は意外と空いていて、風が心地よく目的地「USJ」に到着する(彼女は首に保冷剤だったが)。その敷地にあるMBSのスタジオには、今回のディレクター・大島氏のお陰ですんなりと、そして「USJ」と「UFJ」を混同している彼女のお陰で、なぜかみんなは特別扱いしてくれる。たまたま広告代理店に勤める店のお客様・平野くんがいたり、店に来たことのあるアナウンサーの女性がいたり、話しかけてくださるスタッフの方がいたりで、なんとか孤立することはなかった。

僕が今回ここに来たのはもちろん興味のあってのことだが、過日店に於いて僕がある女優さんのことを偉そうに語ってる撮影が行われた。そのVTRがこの日流されるわけだが、僕には少し懸念があった。2時間近く取材があってその一部が流されるわけだから、ゲストの彼女がどのように思うか、そこに嘘はないのか、などと気になっていた。お誘いもあったので、現場に行くことに決めたのだ。

普段よりギャラリーが多いらしい。何やら緊張感が走っている。僕は用意されたイスに座らせてもらっていた。隣にはゲストのご両親がいる。周りにも「この人は誰やねん?」と思われてるはずだ。初対面のお母様と話す。収録最後の方には「うちの娘と結婚したら、私がお母さんよ」とあり得ない冗談を言ってくれ、「今度お店に行ってもいい?」とうち解けて、「あの子、気を使う頑張り屋さんだから……」と彼女を気遣うお母様の表情も見られた。そして「親孝行しなきゃだめよ」と諭される。彼女は危険なことに身を置いたり挑戦し続ける分、親孝行もちゃんとしているのだなぁ、と感じた。

ともかく、収録は無事終わった。分刻みのスケジュール、次の場所に向かう彼女は僕に気付き、タクシー越しに握手を促す。その気遣いは充分に伝わった。その後、局の制作の方々に見送られながら僕は、人でごった返すUSJを後にした。熱い車は、なぜか爽快に思えた。

※詳しい放送日は後日。その人のヒントは、僕の車に貼ってあるステッカー。


※志賀私的伝言板
【13日とは違って、やたら店の留守電に「今日は店やってないんでしょうか?」と入ってる 皮肉なもんだが、大阪からの帰りに六甲・高羽の大学の同級生(8/9「この猛暑、救いの風」参照)の「リベルテ」で、注文してから作るピザをつまみ、そのまま三宮、店の近所の「リアルシング」で一人ウイスキーを飲む 気持ちのイイこんな夜は、そのまま家に帰るのを許してもらいたい】


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