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午前5時。須磨の海から今まさに僕は生還した。暗い海、風の強い砂浜……さっきまで繰り広げられた光景に、まだ心臓の鼓動は高ぶるばかりである。世にも奇妙な体験は、この興奮が治まってからまた次の機会に書くことにする。
4月に立ち上げて、物議を醸しだしていた?変態小説家【プレイボーイ編・第三話「告白」後編】を上梓した。立ち上げ画面冒頭のお知らせにもあるが、はっきり言ってオチはない。ある意味に置いては、彼女と主人公の間に「オチ」は存在したのだが、何がハッピーエンドかと問いかければ、これは見事に振られリンコ(宮西よりパクリ)であると言えよう。
主人公「僕」は、確かに「志賀」に近いが、そこはやはり小説、志賀はそこまでロマンチストではない。では、フィクションかと言えば、ほとんどが事実に基づく出来事であり、その先は実はまだ判っていない。この前後編を読んでみて、皆さんはどんな感想を持ったのだろう。もし自分がその立場(男性女性問わず)なら、あなたはどういう行動に出たのだろうか。
男性が女性と二人でホテルという密室にいる。せいぜい400字詰め原稿用紙6枚くらいの文字数では語り尽くせない思いを、筆者は見事にまとめ上げた(と、志賀自賛、いや自画自賛)。このシチュエーションは、甘く切ない男心ではあるが、「女を目の前にして、それはあり得ない!」という突っ込みは致し方ない。(特に神戸製鋼・伊○剛○は僕にこう言うはずだ 伊原剛志ではない)
果たして映画やドラマのようにプラトニックを通し、唇を奪うどころか、抱きしめることすら出来なかった「僕」に未来はあるのか。そして何よりも彼女のこれからは……納得のいく結末を迎えるのだろうか。
最後に、文章には記されてはいないが「僕」の名誉のために言うのならば、実は主人公は手を握り、彼女が眠りに就くまで隣にいたという、やはりロマンチストだったことを付記しておく。あぁ、俺の幸せは遠い……俺かいな!
※志賀私的伝言板
【シチュエーションはともかくほとんど実話に近いわけで、人生は色々あるもんだ】
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