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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜日、やはり太陽が夏の到来を否応なしに知らせてくれる。あまりの暑さに8時には目を覚ます。寝たのは6時だから、ほとんど寝られなかったわけだが、喉の調子もいい。バルコニーでトレーニングも兼ねて日光浴と洒落込んだ。(死語)

何度も書いたが、僕の家からは須磨の山頂遊園地が見え、その山の色で季節が判る。もちろん今は見事に緑一色で、裾野に広がる住宅地の屋根には反射する太陽が眩しい。僕の住む場所は「ジェームス山です」と言うと神戸では「好いところに住んでるねぇ」なんて言われたりするが、正確には塩屋というところの山を上がった場所にあり、ジェームス山からは実は離れている。しかし、歩いてすぐのSATYもTSUTAYAも、トイザらス(こう書くらしい)も全部「ジェームス山店」なので、その山はいいように使わせてもらっている。

イメージとは不思議なもので、僕が京都生まれだと言うと「お坊ちゃん」だと言われるし、体育大学出身だと言うと「スポーツばっかりやってた」と思われるし、ホテルで働いていたと言うと「流石!」とよく知らないのに高い評価を受けたりする。それには閉口する。僕が、バルコニーにいると書くと「優雅に、バスローブ・ブランデーグラスなんやねぇ」と思ってる人も後を絶たない。

確かにここから見える、晴天の塩屋の海は気持ちがいい。建設中の裏のマンションは、辛うじて海を隠さないでいる。目の前ではないので、裸でもどうってことはないが、短パンは履いておこう。少しあれこれトレーニングをして、デッキチェアに寝そべる。全部木のデッキチェアもあるが、いつも通りキャンバス地で出来た気軽に座れる木枠のイスを、目一杯フラットにしてみる。適度にキャンバスが体に合わせて沈み心地よい。

確かにこれは優雅だ。僕にもこんな時間があってもいいな。山からは鳥のさえずり。前方に広がる海にはヨットやクルーザーが水面に跡を残す。遙か眼下には、街並みの間を縫うアスファルトの道。照りつける日差しに車が先を急ぐ。全てが小さく映るわけだから、僕はドリンク片手に気分がいい。しかし、普段あんまりやらないことをすると、うまくいかないもので……。

「ビリッ、ビリビリッ」というや否や、そのキャンバス地は左右に真っ二つに切り裂かれ、僕はあられもない姿に……そう子供の頃、円筒状のゴミ箱や段ボール箱に尻だけ入れて、二つ折りになって抜けなくなったような、トイレの便座を降ろさずにそのままハマったような……高飛び込み競技での二つ折りのポーズのように、僕は落ちた。

これは「優雅」と言うよりやってはいけない「因果」だと思う。


※志賀私的伝言板
【以前自分と同じ誕生日の有名人がいないとどこかで書いたが、とうとう見つかった その名も「カリリ・ファ・エブラハム」 彼はイラン人で何と11年間に渡る不法滞在でこのほど逮捕された 別名をCM「イッポンイットク?」のアスパラマンという、あのおっさんである 他におらんかいな……】


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