|
|
台風が近付いているらしい、ここ神戸午前3時。日曜の店の営業から帰ってきた。結局、いつもと同じ時間になった。と言っても、どうせ休みのこの時間は新日本プロレスか、ビデオでも見てるから大して変わりはない。少し開けた窓から入る風が、大きくカーテンを揺らしている。
仕事部屋でこの日記を書いている。僕はこの時間、Kiss-FM神戸のプログラムが好きである。ジャズ、フュージョン、ブラック・コンテポラリー……途切れず続く曲が心地よい。しかしなぜか、FMが上手く入らない。あぁそうか、日曜のkissは早く終わるのか。なら、昼間はよく聞く、FM802だ。
余談だが、僕の知り合いだったオーストラリアの女の子が「ファンキー、スキネ」と言っていた局である。ジングルで外人さんが「ファンキー・エイティー・オー・ツー」って言ってるからだろう。僕はその子がタイプだったので、自ら「ファンキー」になろうと色々考えたが、どうも「ファンキー」という単語が僕の辞書にはなく「アフロヘアーにしようか」とか、「永ちゃんのファンキー・モンキー・ベイビー」くらいしか思い付かなかったので、悩んだ挙げ句に普通でいた。やはり彼女はオージーに帰ってしまった。
さて、ラジオを802に合わす。音が小さい。どうも台風の影響のようだ。唯一、しっかり聞こえたNHK-FM。しかし流れている曲は……うーん、どう言ったらええんやろ。昭和初期、まだ歌謡曲なんてジャンルがない頃の……モノラルで、蓄音機のノイズが聞こえて、女性はみんな美空ひばりの子供の頃のような声で……古典芸能、詩吟・小唄・浪曲よりも当然後の……「昭和14年、藤山一郎の『上海夜曲』…」あぁ、この人は聞いたことがあるぞ……。
番組のタイトルが「想い出の流行歌」と判明した。『流行歌』かぁ。レトロな感じでいいなぁ。60年以上前なんやねぇ。今聞いても新鮮やわ。これから60年経ったら、僕も98歳で「わしゃー、『モーニング娘。』のゴマキが好きやったわぁ。あっ、モーニング娘ちゃうで、モーニング『娘。』やで。分かっとるか!!」って怒っても「おじいちゃん、ボケはったわぁ〜」と言われるのがオチだろうが、60年後に僕と同じ38歳の男性が、平成のあの曲を「いいねぇ〜」って言うんやろーかねぇ。まず言わんな、間違いない。
しかし、この時間に聞いた曲達が……う〜ん、そうそう!すっごい「ファンキー」に感じたわ。この使い方では、解らんやろなぁ、多分。
※志賀私的伝言板
【「ファンク」から来てるはずやね】
|