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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜日午前4時、本格的な大雨が神戸を包む。去年に比べると……、こんなときは一年前の日記を見ればいい。ほぼ毎日の日記は役に立つ。6/18は書いてない。では、6/19は「今までで一番短い日記」…あぁ、あの日ね。これは本当に短いから、一度読んでください、「志賀」が愛おしくなります。で、探すと15日の日記の中に「14日から本格的な梅雨」と書いてある。大体、例年通りなんだね。

まだ、雨の降っていない営業時間中、店には初めて見る光景があった。17日の夜、神戸ウイングスタジアムにてサッカー・ブラジル対ベルギーの試合が行われた。その夕方、ジェフ市原の長谷部から来たメールによると「本気のブラジルは強いよ」の通り、確かな結果である。リバウド、ロナウド、マクドナルド、さて誰のゴールで勝ったでしょうか?それはともかく、初めて見た光景はそのブラジルのユニフォームを着た人が3人も店にいたことである。またサッカーかいな。

「スタジアムに行ったら、普段の格好の方が浮きますよ」と言う、観戦帰りのカップル(半分死語)がいた。見知らぬ同士が、サッカー観戦後店で出会い、極自然に話しかけている。やはりこの店では不思議に見える。95年の震災の頃、被災した僕はいつもベンチコートを着ていた。寒さも凌げるし、とにかく楽だった。地震の3カ月後に大阪に行き、何事もない「普通」の百貨店のカフェにその恰好でいたことを思い出していた。今から思えば、あの当時、僕達「神戸の人」は神戸の外に出ると浮いていたんだよな。

少々暗い話になったが、それを思いだしたからといって何てことはない。時が解決するという言葉では片付けられない記憶ではあるが、今の自分はあの経験があってのこと、あんな恰好で大阪を歩いたこと自体、今では笑える。サッカーブームは、こんな閉鎖的な僕の店にまでも浸透しているのだな、「お祭り」だから仕方ないかと思うと僕は、ちょっと受け皿が大きくなったようだ。


※志賀私的伝言板
【欧州、特に英国でラグビーは上流階層の紳士のスポーツと言われ、サッカーは民衆のスポーツだ FIFAの加盟国が国連のそれを上回り、この時代、人は感動に飢え偶像崇拝に憧れるもので、サッカーは紛れもなくその対象となっている しかしそこにはビジネスが蠢く現状が蔓延り、ラグビーで言うノーサイドは存在し得ない 企業スポンサー、代理店、そしてチケットを取り合う民衆……誰かが笑って、誰かが泣いている ラグビーはやはりクラシック音楽のようであり、サッカーはポップス、万人に受けるがノーサイドの言葉は似合わない 「ノーサイド」の精神は素晴らしい、しかしラグビーもそこだけに固執してはワールドワイドスポーツへの未来は閉ざされるだろう(それがいいという意見もあるが) その中で16日、国立競技場に25,000人の観客数は評価されて然るべきである】

【日比野克彦さん今日は宮城ですね 色々サッカーについてお教え下さりありがとうございました 今度はラグビーの将来について語りましょう ラグビーにも「新しい聖域」は必要な気がしました】


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