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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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サッカー日本代表が決勝トーナメント進出を決めた。正確には、決めたそうである。なぜなら僕は、3時から歯医者に行き、その後店で打ち合わせ、そして勝った瞬間にはカフェにいた。唯一と言っていい、予選通過を80%以上の確率だと断言していた、サッカー解説者の友人に違った意味で「おめでとう」メールを送る。確かに日本の通過や、強豪国の敗退を誰が予想できただろうか。いつの時代にも、先を占うことは難しく、勇気の要るものである。

カフェに行く途中、ビリヤード屋さんにはテレビの前に人がいる。玉突きなどしていない。丁度、森島がヘディングを決めたようで、歓声が上がる。近くのお好み焼き屋さんには、これまた頭上のテレビを同じ方向にイスを向けた若者達が応援に精を出していた。知人の会社は、昼休みを短縮してみんなでテレビ観戦したという。一家に一台から一人一台のテレビ時代に、何人かでテレビを囲む、懐かしい風景に思える。

白黒テレビに街頭テレビ、総天然色カラーテレビなどというものを、探さなければ見つからない時代に僕は生まれた。東京オリンピックの年である。当然記憶にはないが、力道山の空手チョップに国民は歓喜し、水泳・前畑ガンバレとブラウン管に向かい、東洋の魔女と呼ばれた女子バレーボールの活躍に心が躍ったあの頃と、これだけ情報通信に溢れた時代とがなぜか合致する。

僕はいつもみんなで挙って行動することには、準じないことが多々ある。ゆえに行列や、人混みが嫌いで、どちらかというとチームで行動することも苦手である。裏を返せば「ええかっこしぃ」なのであろう。しかし、今回のサッカー・ワールドカップ騒動?に関しては、傍観視はするも、良いことだと思っている。昔は「お茶の間ドラマ」なんて言われて、食卓を囲む家族の姿が描かれたものである(カメラワークの関係上、いつも手前の席だけ空いていたのは不自然であったが)。昼間っから、テレビを囲むなんてなんとも平和じゃないか。

僕が生まれて間もない時代と同じように、今、テレビの先に皆が同じ目標を持って応援している。それは紛れもなく平和の象徴である。そう言えば物騒な事件が少ない(ほとんどない)気がする。ワールドカップが終わったらずっと平和であることを願いつつ、今度は自分を応援してみないか?

もっと良くなるよ「NIPPON」も。


※志賀私的伝言板
【僕の弟のようなラグビー選手が個人サイトをオープンした コラムを読んだ 自分の思いを確実に認めている イケナイ、最近の僕に欠けている「ありのままの自分」を思い出させてくれた ちょっと近頃の僕は可笑しい ハリウッド女優と付き合う夢は諦めたのだが……】


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