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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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見事に快晴の日曜7時、もう充分に暑い。日記を更新していなかったので、バルコニーにPCを持って出た。部屋で書くと眠りそうである。「バルコニーで……」一瞬、ハイソで優雅な香りがするが、このまま寝てしまうと僕はおそらくこの天候を感じないで1日を終える、それだけは避けたかった。

土曜は翌日の朝までお客様と格闘する。正確には、結婚式の3次会?のノリである。もっと正確に言うと、新郎新婦がいないのでただの団体飲み会だ。飲んだくれている人、喧嘩腰で話す人、女の子としっぽり(死語)話す人、またもや?男だけでゲームする奴ら、熱い話を繰り広げる男達……、どれもが平日の「志賀」とはひと味違った表情を作りだしている。

突然だが、人はその瞬間だけの印象で判断してはいけないはずなのに、大抵はそれで決断を下すことが往々にしてある。例えば前述のように、一つの団体がワイワイやっているとする。一方では、女の子を口説いている。他方はゲームに興じている。これは自然だ。しかし何かの拍子に「マジ(真剣)トーク」が始まり、それでも女の子を口説き続ける男を「人が真剣にしゃべってるときに…」とやり玉に挙げてしまう。これは少し矛盾している。口説いていた男は夢中で、周りの変化に気付いていないからである。

この話は「有名人を見た!」的な話にも似ている。「こないださぁ、○○がご飯食べてたのに出会ったんやけど、スカして(死語)たわぁ」とか「俳優の○○って、サインしてくれなかった。偉そうに!」なんて話は一度は耳にする(目の当たりにする)ものだろう。しかし、前者はただ静かに食事をしていただけかも知れないし、後者は急いでいたのかも知れない。その瞬間だけでは、その人は解らないモノである。大局でものを見ることは大切なのだ。

実は最近、少し人間関係で迷うことがあった。僕に対する矛先が、直接僕にではなく人づてに入ってきたのである。一人で店に立ち、今時偏屈なスタイルでやるものだから、時折横やりが入ることもある。残念なことではあるが、それが「一時」だけの印象かも知れないし、身に覚えがないことでもあり理由が何となく判ったので、降り掛かる火の粉以外は気にせずに自分のフィールドに戻った。

そしてその話を、昨日の日記に出てきた土曜の新郎にそれとなくすると、彼はいいことを言っていた。こいつには色々教えられる。

「出る杭は打たれるけれど、『打たれ続ける杭』になればいいんじゃないの」

それは容易いことではないが、僕は打たれた瞬間に二度と出て来ない杭にはなりたくない。これからも我が道を信じ邁進を決めた。


※志賀私的伝言板
【ケイジくん、一人で入ってきてびっくりしたでしょ あの状態ではねぇ 懲りずにまた来てください ゆっくり話したいものです】


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