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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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今年も残すところあと半年、いやほんまにすぐに月日は過ぎてゆく。6月でこのサイトを立ち上げて1年になるし、以前「NAVI」で特集していた『男38歳の乗るセダン』という中途半端な歳に僕もなってしまう。ワールドカップどころではない。ビミョー(最近気に入っているな、この言い方)な年齢だな。

システマティックに流れる現代に、やはりFC・ファーストフード店の台頭は時代を物語る。大規模なスーパーでは、フードコートとしてあらゆる店に出会うことが出来る。「安全な品質」「いつも同じ味の提供」「マニュアルに則った、確実なサービス」これらコンビニと同様の『干渉されない人間関係』の氾濫は、現代人の必需品となってしまった。

しかしその中で、僕は「光る店」に出会った。過去に書いたが、お気に入りの店を見つけることは得した気分になる。今回もある意味に於いては、発見と言えよう。それは、神戸は湊川というところにある。この街は、大阪でいうと十三のような「どこかホッとする」下町の香りがする。

その店の名誉?のため、名は伏せておく。仮に「M怒鳴るど」としておこう。今は全国至る所にある、FジタDEN率いる外資系大手のファーストフード店である。僕は滅多に行かないが、昨日久しぶりに入ってみた。店に入る時間にはあまりに遅れていたのでゆっくり食事も出来ず、そこはファーストフードの早さに頼ることにしたのだ。ポテトもたまには食べたくなるものだし。

お客は僕を入れて3組。カウンターには女性と、マネージャーらしき男性がいる。しかし何かオカシイ。いらっしゃいませはおろか、注文も聞けないほど慌てている。やっと注文を聞いてくれたその女性は、目も見ずに恥ずかしそうに小さな声で「噛みまくり」ながら、注文を繰り返す。研修中ではない。名札にはそんな表示はないのだ。では男性はと言うと、これまた「噛みまくり」の「慌てまくり」である。別にポテトが100人前通っていたわけではない。暇なのに、である。

僕の記憶によると、最初に知ったこのチェーン店は小学校の頃であるが、当時はともかく、今までこんなノンマニュアルな店に出会ったことはノン・ノン・ノ〜ン、初めてである。おおよそ、Mとは思えない。例えて言うのなら、これはイケルぞぉ〜と目論んだのに、車の電光掲示板の「乱暴はやめなさい!」と流れる多国語のメッセージを見ても全く効果がないフーリガンと初めて遭遇し、慌てふためく日本の警察のように、マニュアルの存在価値はない。(解りにくいわ!)

いや、これは本当に大発見である。どこのMに行っても、変わり映えしないマニュアルにうんざりしていた方は行ってみるとよい。機械仕掛けのような世の中で、意外とホッとして笑えるかも知れないから。


※志賀私的伝言板
【神戸製鋼ラグビーチャリティフェスタに行ってきます 僕は南條家族や子供達と戯れていることでしょう】


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