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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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久しぶりに神戸へ来た、名古屋の海本はスキンヘッドにしたお陰でカスケットを被ってる。それが、田代まさしにあまりに似ていて、帽子を取ったら三木道山で、おおよそJリーガーに似つかわしくないが、ヘアスタイル以外は変わってないところが彼の魅力である。久々の再会、ブレーン卯目くんや梅澤くんと合流し、話は尽きず盛り上がっていた。

妙にテンションの高い彼等に、卯目くんはポツリと「今日は満月だからね」と言う。彼だけはペースを崩さない。確かに満月には犯罪が起きたり、バイオリズムと密接な関係のある、潮の満ち引きなどにも関連性はあるようだが、単に皆酔っていたのだろう。楽しい時間であったことには違いない。

スキンヘッドの海本は、一昔前の宇宙人に似ている。と言うか、宇宙船すらUnidentified Frying Objectなのだから一昔も今も無いのだが、アノ頭と耳が尖った典型的な宇宙人みたいだった。卯目くんは少し「いっこく堂(アノ人どこ行った?)」だし、梅澤くんは「ダルマ」そのものだし。何か、誰かに似ていると言われるのは、とても心地いい場合と、微妙に喜んでいいのかどうか悩むときと、腹立たしいことの3通りがある。

例えば最近僕が言われたのは、2点目の「微妙に喜んでいいのかどうか悩むとき」であった。僕より10歳は上の女性(要は50歳前)に「ええ声やわぁ〜、その髭も。あなた、堀内孝雄に似てるわねぇ」……その人にとっては男前でもこれは喜べない。ボクの知る彼は今は演歌歌手、昔はアリスの「ベーやん」で、「君の瞳は10000ボルト」であっても決して男前ではない。昔、母親の友達が「志賀さんとこのボク、男前やわぁ〜。橋幸夫そっくりやわぁ〜」と言われたあの頃を思い出す。かなり微妙だ。

微妙と言えば、相手に言った言葉が「ビミョー」に相手を傷付けてしまってフォローしなければならないのに、更に追い打ちを掛けてしまったことはないだろうか。美人なんだけど、妙におでこが出ていた女の子に、初対面にもかかわらず「君、でこっぱち(死語)やなぁ」と言ったら、やはり彼女は激高し表情が変わったので「イイ意味で、でこっぱちやがな」とフォローするも後の祭り(ちょっと死語っぽい)であった。

前にも書いたが、ふくよかな女性が、動物占いで「ぞう」だったので「カラダ占いやなぁ」と言って周りに顰蹙を買ったり、神戸製鋼Steelersの吉田明が子供を抱いて、両親・奥様と共に歩いていた際に「おぉ、ブサイク元気かぁ〜」と近付いて、その状況にハタと気付いたのもひどい話である。(ちなみに「ひどい」とは非道の形容詞化なので、相当ヒドイわけだ)

では、僕が「キムタク」に似ていると言われたら喜ぶかというとそういうわけではない。まぁ、「何か」に似ていると言われる(知人に電球という気の毒なあだ名の奴がいる)よりは、「誰かに」の方がいいに決まってるが。

オリジナルを突き詰めて後世に残る功績を上げれば、目標にされるのは仕方がないが、同じ道は辿れない。生きてきた環境も歩いてきた道も、みんな違う人生で「誰かに似てる」なんてあんまり言われたくはないな。

だから加納町のベッカムだなんて、もう言わなくていいんだよ……(T_T)


※志賀私的伝言板
【「志賀さんって、芥川龍之介に似てるよね」と言われた時もビミョーだったな】


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