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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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昨日の日記、実は日曜にかなり推敲、咀嚼反芻した。500字くらい、あのスペースの関係上まとめるにはホント苦労した(実はまとまらなかった)。要するに「素敵に思える人は、公私共に充実している」と言いたかったのだ。例えば、「イチロー」や「中田」はプライベートもおそらく“あんな感じ”なんだと思う。「鳥羽イチロー」と「中田カウスボタン」はギャップがありそうだが……。

月曜日、大阪の阪急百貨店で催されている「MBS『ちちんぷいぷい』企画・佐川満男絵画展」を観に行く。そもそも「ちちんぷいぷい」って、ぷぷぷっと吹き出しそうなネーミングだが関西ローカル情報番組で、その中のコーナーに旅をしながら風景画を描いてゆくのが佐川氏、その絵画展である。このサイトを見ている人で「佐川満男」なる人をご存知のない方に、少し説明しよう。いや、めんどくさいので昨年5/15の日記でもご覧になってください。

この個展は1週間ほど行われていたのだが、なんと平均入場者数が4000人を超え、先日の土曜には8000人という、僕の店の年間来客数を遙かに上回る記録を打ち出した。とほほ。この日も、とにかく人・人・人であった。画集は売り切れ、第4版が増刷中である。会場には「中村玉緒」「上沼恵美子」など著名人から送られた大きな花がたくさん置いてあった。

番組の力も凄いが、佐川満男の絵の魅力が人を呼んだのだろう。本来歌手・俳優である彼が、彫刻家だった今は亡きお母様の血を受け、書き溜めた絵の数々。その可能性が開花したのだ。61歳、ただのタコボウズではなかった。 佐川さんが、以前家で飲んだ席で言った言葉は印象的だった。

「志賀君、情熱を失ってない限り青春は終わらないんやで」

昨日の日記じゃないけれど、このおっさんも公私共に充実している。CDの売上はまだまだみたいだけど、佐川さん充分に謳歌しているじゃないか。刺激になった。


※志賀私的伝言板
【『可能性を追い求めることを止めたとき、人間は成熟が始まる』原文は忘れたが、これはアメリカのある学者が言っていた言葉だ 翻訳すると解りにくいが、欧米では「成熟」イコール「大人」というよりも、果実のごとく「成熟」した後は木から落ちる意味の「衰退」を辿ることを唱えている ここ日本では「大人らしく」「もういい歳なんだから大人げない」などと言って「早く大人になれ」と諭してしまうが、このアメリカの学者は、成熟の手前を可能性がある状況と見ている……昨年8/9日記「可能性を求めなくなると、成熟が始まる」より引用】


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