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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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5月。夕刻には俄雨、夜半からは予報通りの雨である。

ゴールデン・レトリバー、いや基、ゴールデン・ハーフ・スペシャル、いや違う、ゴールデン・ウィーク中の狭間とは言え、30日の日中は銀行も列が出来、街にも車は多かった。店はと言えば、早い時間(19時から22時くらいのことを差す)に珍しくお客様が席を埋める。「今日は忙しいかも」と期待するも、その後ピタッと客足は途絶え、いつもの「志賀」の空気が流れる。なんだか、ホッとしている僕は商売人とは言えないな。

さて先日、お客様より果物を戴いた。コレが本格的で、よく入院したらドラマとかで出てくる(僕は入院経験はないが)「フルーツバスケット(ゲームではない)」アレである。「苺」は大きくそのままで充分甘いし、「日向夏」と言う宮崎の柑橘類がこれまた自然の甘さ、和歌山有田の「清見オレンジ」も旨い。日本百姓連盟『日本へそ倶楽部』手作り農作物(おそらく、柑橘類ばっかり作ってる)の「完熟きんかん」も生食推奨とあって、まるかじりで食べる。僕は入院患者じゃないけれど、むさぼり食った。あぁ、食ったさ。

最後に残ったのは「ミコーナ(アップルマンゴー)」である。柔らかくなるまで待て、と説明書にある。「中の偏平な種(?)を避けて、魚を3枚におろすように3つに切りお召し上がりください」と、ちょっと理解に苦しみながら切ってみると、確かに幅にして8cmほどの楕円の種が出てくる。考えてみるとマンゴーは、生ハムと一緒に等、既に切り身?にされた恰好でしかお目に掛かったことがない。なかなか贅沢である。アイスのへばり付いた蓋を舐めるが如く、スイカを赤から黄色の皮になるまでかぶりつくが如く、「皮の近くは栄養があるのだ」と言い聞かせながらマンゴー・スプーンすくいを堪能した後、再び説明を読む。

「マンゴーの種を水洗いして植木鉢に埋めて水をやりますと、やがてニョッキリ(死語やな)芽を出します。成長するに従って、艶やかな濃緑色の葉が育ち、エキゾチック(ジャパ〜ン♪)な観賞植物としてお楽しみ戴けます」

おぉ〜、これはいい。僕の家に昨年の11/30の日記以来、また観葉植物を増やそう。火曜日、店に着くとすぐにその日記に出てくる花屋さんに行く。植木鉢を買いにだ。ところがなんと、新品のテラコッタ製のそれを気前よく「どうぞ!」と、くれる。テラコッタ、ナンテコッタ、なんて優しいのだろうご近所さんは。「ツチはどんなのがいいんでしょうねぇ〜」と、願わくばこれも…と甘い声を出すが「その辺の土でいいよ」と返答。そりゃそうだ。

気持ちよくそこを後にすると、ほんの10m歩いた自動販売機の横に、なぜか土の入った植木鉢が捨ててある。ナンテコッタ、なんてラッキーなんだろう。持って帰って、テラコッタに入れよう。得した気分になる。

店が終わり雨の中、家に着く。早速、皿の上にほったらかしにされたマンゴーの種を、テラコッタに入れ替えた土の中に放り込む。バルコニーに出す。これが、いつかニョッキリニョキニョキ、ドッキリドキドキ、「スター・マル秘報告」くらいに、トシちゃん(田原じゃなくって、僕ね)もドッキリ、顔を出すのだろう。なんか、すでにあるサボテン同様カワユク(死語)思えてきたぞ。

ふと見るとナンテコッタ、なんとバルコニーの端っこに枯れた観葉植物の植木鉢が2つ。なんだ、家にもあったのね。郵便ポストみたいに、探すと無いモンやのにねぇ。マンゴーが、マンマンマンゴーくらいに大きくなったらこいつに入れてやることにしよう。経過はまた写真でも載せます。見に来る?おほほ。


※志賀私的伝言板
【5/1〜3も店をやることに決定!】


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