www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
4/12「低音の魅力?を暫し堪能することにした」 バックナンバー >>>
11日、ラグビー日本代表が千葉の合宿を終え、オーストラリア・ニュージーランドへ飛び立った。10日、先にオーストラリア遠征に行っている神戸製鋼(若手中心、なのに小村・吉田も同行)とも合流あり、だろう。午後9時「今から行ってきます!」、神戸製鋼キャプテンでジャパンの苑田から電話が入る。5日に行った大畑大介同様、律儀な奴らだ。


今まで車の数々の故障には泣かされてきたが、今回は可愛いモノだ。クラクションが低音しか鳴らなくなった。クラクションの構造は普通、高音と低音のユニゾンで構成されている。その発する音で、微妙に日本車か外車か、更にはドイツ車か、イタリア車か、なんてところまで判ってしまうものだ。現代の車は基本的に「完成型」だと思っているので、クラクションだけベンツホーンにしている日本車は可笑しい。まして「ゴッドファーザーのテーマ」を鳴らし続けて走るセルシオなどは、トヨタテクノロジーの原形を留めていない……悲しい。

しかし低音しか鳴らなくなると、何とも滑稽である。ラグ・アフェアーやゴスペラーズ、ダークダックス(知ってる?)、タイム・ファイブ(これは知らんやろ!)が、バリトンボイスだけなら、ただの低い声集団だ。中尾彬と小林克也、細川俊之、原田泰造をバックに「ささきいさお(宇宙戦艦ヤマト唄ってた人ね)とバリバリ・バリートーンズ」は、企画モノだとしてもコントにすら使えない。

ホーンが鳴らなくなったのではないから、しばらくはこのままでいようと思っている。そもそもそれを使うときは限られている。割り込みで入れてもらった際の、お礼の「パッーン」、ガソリンスタンド給油時にそこを出るときや、知人を見つけたときの「パパッーン」、ノロノロうっとおしい車や無理矢理車線変更してきたり、急ブレーキで直前に止まる車には、怒りの「パパパパパッーン!」、そんなくらいである。

実際、木曜日。雨の中、大丸旧居留地から車を店へと走らせていた際、青信号なのに発進しないタクシーがいた。僕は日頃の癖で、クラクションを「パパパパパッーン!」と慣れたリズムで押した。つもりが、「プププププ〜ンッ」と笑いを「ぷぷぷっ」と堪えんばかりの情けない音が出た。外見はスポーティーな2シーターの車から「プププ」である。今時、軽自動車でもこんな音出ない……。

クラクションを鳴らすという行為も、その音が格好悪いと言う理由だけであまり使わなくなった。ただ思う。低音の魅力は、高い声の人がいるからその違いで良くも悪くも思われるわけである。たまに「フフンッ」と甲高い声で笑ってしまう僕だからこそ、その低い声が引き立っているのかも知れないと。やはり換え時が近いということなのだ。

とにもかくにも、今は低いクラクションの声を持つ車に乗っている。春の交通安全週間にも入ったことだし、これでその走りも生活もしばらくは落ち着くことであろう。街で僕の車を見かけて合図をくれたとしても、当分はクラクションでお返しはしません、あしからず……。


※志賀私的伝言板
【まだ低い音でよかったかも 高い音だけなら、かなり笑えたはずだ】


Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga