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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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4月も10日ともなると、どこかの銀行では、やれ引き落としがされないやら、二重に落ちてたやら…。僕も一生、引き落としがなかったら、なんて思う。

国会答弁では小学生並に「先生!○○君が、イケナイと思います!!」と、チチクリマンボである。 実際、悪いことはワルイとして罰せられることには同意する。その昔(僕の昔は30年程前)は、牛乳ビンの底のようなメガネを掛けた、三つ編みの女子がチクると相場は決まっていた、しかし今は見境がない状態で、「○○さんが、こう言いなさいと言ってました」の的な追及・発言はあまりに、不透明であり、オブラディオブラダ・オブラートのようである。

人に注意・言及するのは勇気とパワーのいることだ。しかし本質を突いていないのであれば、それは「原因追及」とは言えず、生かされた成れの果て、ただの告げ口である。そして、そんなおせっかいは優しさではないと思う。

今年に入ってから、僕の店の周りには「野良猫」が大量にいる。繁殖ではない。三宮のいたるところから集まって来てるのだ。その理由が最近分かった。いつも僕の店の横で餌をやるおばさんがいる……。

暇なせいもあって向かいの玉撞き(ビリヤード)屋さんに、顔を出す。時間は午後8時から9時くらい。(僕の店はその時間、あまりお客様は来ない)コーヒーでも飲んで店に帰ろうとすると、いつも会うおばさん。ほっかむり(今時!)で顔を隠し、コンビニの袋に何やらゴソゴソ通り過ぎる。あまりに行動が怪しいので、一度玉突き屋から見ていると、僕の店の建物横にサッと餌を置いて去っていく。そして今では、その時間になるといつもたくさんの猫が、その場所に鎮座しているわけである。

猫だって、何度も餌付けされたら待ってしまう。つまりは、野良猫ではなくなって、自分で生きてゆく術を忘れていく。もし心ない人が彼等?を傷つけたり、誰かが保健所に通報でもしたら……可哀相だと思うのなら、連れて帰ればいいのにそれはしない。僕は、とうとうそのおばさんに注意することにした。そしてここ2、3日その人は来なくなったが、やはりその時間、彼等は待っている…。

フィンランドの逸話にこんな話がある。毎年湖に、暖かくなるとやって来る「ワイルドダックス」その野生の鴨たちに、長年畔に住む余生短いと感じた爺さんが、とうとう何度も餌をやってしまう。寒くなり、いつもならまた暖かい場所に飛び立つはずのワイルドダックスは、いつまでもそこに居着く。湖畔は凍り付き、飛び立つことを忘れてしまった野鴨達はただの「ダックス」となってしまい、やがて爺さんと共に息絶える。(確かこんな話だったと思う)

僕は実は動物好きである。「自分の足で歩く」人や動物が好きなのである。


※志賀私的伝言板
【マルコメとマルコムXは、見た感じ似てるよね?】


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