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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日中の陽気は、もう5月かと思わせる月曜。本当に暖かくなった。

阪神タイガースが好調だ。所謂、関西経済効果は便乗商法もあり、上昇するかも知れない(そんな単純ではないか)。注目度はアップし、観客動員数も増えた。これ自体は良いことであろう。強いとファンが増える、負けると減っていく、自然の摂理である。でも、俄ファンはどこか物悲しい。

「卵が先かニワトリが先か」ではないが、行列に並ぶのは、そこに行列があるからなのではないか。おいしさが最前提ではあるけれど、メディアと言うフィルターを通して見た「現象」に我先に並んでしまう。街を歩いていて行列を見ると、その最前列に何があるかを確かめようともせずに並んでしまう人までもいる。でも皆さんは行列が出来る店に、何度も足を運んだことはありますか?

これらの現象は何かに似ている。「芸能界デビューしたら、親戚が増えた」「雑誌に出たら、何年も会ってない同級生から連絡があった」「試合に勝っているときには電話が多い」……共通することは『いい状況の時には、人が集まる』のだ。しかしあくまでそれは「現象」にしか過ぎない。メジャーリーグに挑戦した彼等はマイナー(この場合は下積み・苦汁など)を経験しその階段を上がって行った。そのようなプロセスは、賛辞に値する。が、培ったものがない「現象」は、天候のように一時的・一過性なものが多い。

僕の店はもうすぐ7年、確実にマイナー路線を歩んでいる。それは卑下でも、謙遜でもない。 「あの時代はよかった」とか「あの頃は、めちゃくちゃ儲かったなぁ」が、思い出にないからそう言える。そして僕は思う。
マイナーはそんなにネガティブじゃない。

いつまでも心に残る名曲には、マイナーコードが多いらしいから……。


※志賀私的伝言板
【「絶対許さない!!○○建設」と書いてあった、僕の住むすぐ横のマンション建設反対看板 このほど、住民側のクレームも届かず、工事が行われた 当然その看板は取り外されるものと思ったが、小さな抵抗か「絶対許さない!」とだけ残っているものだから、その周辺の路上駐車は確かに減った……】


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