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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜、午前6時半。店で日記を書き始める。日曜は貴重な休みなのに、なぜ店にこの時間に居るのか?答えは明解である。まだお客様がいるのだ。正確に言うと、土左衛門(死語)みたいなお客様が……。

金曜も土曜も来ていた、インド人のキランはおもしろいことを言っていた。それは長年僕が考えてきたことに、ある意味では終止符を打つことになるやも知れぬ、そんな一言だった。彼は僕より、一つ年下で3人の子供がいる。それぞれ、本当にカワイイ。夏になると「神戸クラブ」という、神戸に住む外国人やステイタスの高い人達が集まる、バーやレストランを兼ね備えた場所のプールで、彼等の子供達に泳ぎを教える。そんな関係である。

彼の嫁さんは日本人で、僕と同い年。偶然にも僕の大学時代のラグビー部同期と同じ、大阪の高校出身である。よく人はそれを「世間が狭い」なんて言ったりするが、僕はそう思わない。出会うべくして出会ったと思っている。確かに神戸や、もっと言えば関西は狭いと感じることもある。しかし、人との出会いに、それはない。発信している電波が、たまたま相手に受け入れられただけだと思う。

話戻って、キランが言った言葉。なかなか落ち着かない僕に、妻帯者である彼が言ったこと、それは……。

「志賀さん、結婚って、一人で店をやるくらいパワーがいることやで」

なるほど、それは相当大変だなと思った。かと言って、したくないわけじゃないけどその大変さは多少解る。店のいつまでも変わらない空気、ずっと続けることは生半可じゃない。店を愛すことは即ち、目の前の人を愛し続けることなのか。

さて、その数時間後に来て、くたばっている二人……。ソファーで寝ていたのは、神戸製鋼Steelers元キャプテン・小村淳、東京ヴェルディ1969キャプテン・山田卓たくタク…タクシーに乗せ見送る。神戸以外で飲んでいて、わざわざ最後の店に選んでくれたことを嬉しく思う、ほんとに。

朝、7時半。本日の「志賀」終了!


※志賀私的伝言板
【Jリーグに於いて、今期ヴェルディは4連敗である しかしいつかまた、起死回生の逆転が出来るのがスポーツの良さなんやから、僕は遠くから応援してるぞ…】


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