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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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店に「駄菓子」を持ってきてくれた人がいた。「すっぱいレモンにご用心!!」という、3コに1つスーパーすっぱいレモンが隠れてる(そう書いてある)レモンガム。よっちゃんいかで有名な会社のもので、鱈スルメみたいな「エスニック風味、タラタラしてんじゃねーよ!」。最後はかつお梅ぼしが入ってる「ウメトラ兄弟、すぱっちゅ!」と梅干し顔のヒーローがポーズを取るパッケージだ。

「駄洒落って、駄菓子屋から生まれたんじゃないの?」僕から見れば若い彼女が、トンチンカン(死語)なことを言う。ダジャレー男爵で、オヤジギャグならず、おじさまアメリカンジョーカーの僕としては、これらを「駄洒落」と呼ぶのは片腹痛い。ちゃんちゃら(また死語)オカシイ。それは別の話として、僕は彼女にこう切り出した。

「駄菓子・駄洒落の『だ』は、無駄の『駄』、蛇足は…チト違うがまぁ似たようなもんだ。シャレにもなんないから、ダジャレなのだ。駄菓子屋には、保存料・添加物が一杯の「買い食いはいけません」という裏に「体に悪いものは食べるな」と暗に親が子供に言っていたものがゴロゴロしていた。菓子とは呼べないんやね。今売られているスナック菓子は成分表をちらつかせて『安全・安心』をアピールしているから、駄菓子屋さんに売ってるのとは全く違うのだよ、おほほ」

今まで色々このサイトに書いてきたからご記憶の方もあろう。ダジャレの美学は「上手い!」ではなく「必要ない・意味無い!」でないとイケナイ。『駄々をこねる』なんてまさにそれである。ではどんなものが、シャレてるとは言われずに駄洒落と呼ばれるのだろう。

「暗中与作」「犬も歩けばボー・ジャクソン」「長いものには、まかダミアンナッツ」「髭をそりまちたかし」……うぅっ、しまったしまった島倉千代子……では「身からでた『寂しい…』」は?…ダメ?…すんませんの利休(千昌夫はダジャレー男爵としては不可)……つ、辛いっ。今日は駄文だったか。

しかし僕は「駄」が好きである。箸にも棒にも引っかからない「駄」が好きである。僕等は駄菓子を食べたお陰で免疫が出来、強くなった気がする。「何でもダメよ」と育ったら、道で転んだだけで骨折する子供になっていたのかも知れない。

「駄」は結構ムダじゃなかったの駄。


※志賀私的伝言板
【きよちゃんへ 藤原クンの本、持ってきてくれないからもう読んじゃったよ!】


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