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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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交通裁判所に行って、簡易略式裁判を受け速度違反の罰金を払う。6月からはとんでもない金額になるらしいから、ラッキーと思うしかない。使えない領収書をもらって帰ろうとすると、窓口で何やら怒鳴ってるヤバイおっさんがいる。「払わへんかったらどないなるねん!」「強制執行となります」…そんなやり取りを聞きながら、この人酒気帯びか悪質な違反で、えらい金額を請求されたに違いない、と僕は後ろから赤キップを覗きに行った。なんだ、僕と1万円しか変わらないじゃないか。諦めの悪いオヤジだ。


最近日記のタイトルが「ダジャレ」っぽいと言われる。ダジャレー男爵の僕としてはそれも光栄である。しかしこう言っちゃぁ何だが、これは雑誌「AERA(アエラ)」の電車中吊り広告のコピーや、「FRIDAY」の巻末『マッド天野』と一緒にされては困る。もちろんこっちがではなく、アエラ、いやアチラがである。

実は28日・木曜の朝9時の段階で、昨日の日記のタイトルは「餅兵衛ショーンって難だ??」という、訳の解らないものだった。モチベーションがテーマの日記に、何故か先に『餅兵衛』が、頭を離れなかった。作詞家ではないが、タイトルが先か、文面が先かというと僕は大概文章が先である。タイトルから思い付いたものには、ロクなものがない。朝ベッドに入って3時間、ふと思い付いて書き換えた。志賀サイトウォッチャー達は幻のタイトル、見つけましたか?

タイトルと言えば過去にこんな日記を書いた。昨年の8/29「『店のネーミング』について考える」だ。そこにも書いていた三宮の不思議な店「地酒・肉処 トリック」がとうとう無くなった。結局、どんな店なのか解らず終いである。ロゴは、マジックハットと赤い蝶ネクタイ。表からは中の様子は伺えない。あの店は何だったのか。以下、勝手な想像を雑誌レポート風に。

『その店は、神戸は三宮の山手幹線・東門近くの路地を入ったところにある。「地酒・肉処 トリック」怪しいロゴが目印だ。引き戸を開けて、中に入る。何の変哲もない店内に店員はいない、と思いきや壁が忍者屋敷のそれ風に「クルッ」と回転。「いらっしゃいませ」と店長が現れた。やはり怪しい。カウンター席のみのシンプルなレイアウト、どの席でも鉄板焼きを楽しめる。スイッチ一つで、鉄板はひっくり返り、たこ焼きも楽しめる。「なるほど、これがトリックか」と本紙記者が納得すると「いやいや、こんなもので驚いちゃぁいけませんぜ」とマジシャン髭(端っこがピンッと跳ね上がったやつね)の店長が言う。しかも、目を離した隙に店長はタキシード、奇術師ルックに変身していた。

(ここでBGMはマジックのアレ「♪チャラララララ〜」で。ちなみにこれ何て曲やったっけ?「オリーブの首飾り」「エーゲ海の真珠」「カリブの怪人」…?)

鉄板には牛肉がドン、と乗せられる。これ自体いかにも旨そうだし、適度にサシも利いた上質のものに見える。「特上神戸牛でございます」差し出されるままに食す。「うっ、旨い!」と記者が言うと「実は輸入牛でございます」と店長。「なるほど、これがトリックか」とまた納得。それなりに、一通り食べると支払いがまた変わっている。3枚のトランプカードから、一枚を選び……ってめんどくさいわ〜!!食ってる最中に手品するし「実は私が、Mr.トリックなんです」ってオチにもならんわ、ボケ〜っ!!憤然として店を出るとそこには落とし穴が。「こ、これがトリックだ・っ・た・の・か……ガクッ」(本誌記者談)』

あの店はマジシャンの手によって、鳩と共に忽然と消えた。そして新しい店は「居酒屋 天功」という、イリュージョン主体のショーパブになったそうな……?


※志賀私的伝言板
【全くの想像の域であり、文中と事実とは無関係であります…多分 念のため】


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