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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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また寒くなった。「半袖でバカじゃねぇか!」と言われた土曜。夕刊一面に『USJ余波、あえぐ遊園地』という記事を見つける。関西の遊園地やテーマパークが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのあおりで軒並み入場者が減ったらしい。あの日(3/4「近頃一番『静かな志賀』、その弱点」)にも書いたが、僕はこの系統の場所が苦手だ。何故にわざわざ、非日常的な状況に金を払って行くのだろう。声を大にして言う、不自然だ!

店のお客様で姫路にあるテーマパークのオーナーさんがこんな話を切り出したことがある。「遊園地はアトラクションの個性勝負だ。志賀さん、何かいいアイデアはないかなぁ」遊園地に行かない僕には見当違いの質問に聞こえるが、いえいえどうして、関連性のない第三者によって気付かされることがあることをこの人は解っている。酒を飲まないバーテンダーもいるし、甘いモノが苦手なパティシエも僕は知っている。

苦手なくせに思いっきり危険なアトラクションはいくらでも思い付く。ブレーンストーミングやディスカッションに於いて、くだらない話から「それイイね」てな話は茶飯事である。僕は色々思い付くまま言ってみた。この提言は、苦戦の遊園地やテーマパークを救済するものかも知れない。盗むのは早い者勝ちだ。

【ジェットコースター】上からつり下げられ足が浮いているタイプや、立って乗るタイプ、木製のそれなど色々なものが各地で存在する。スピードも淘汰された様子である。根本的にアレは何を求めるのだろうか。それが「恐怖心」だとしたら、スピードや乗車の状態以外に考えるべきなのだろう。例えば、乗り物自体を透明にする。レールも透明素材を使う。いやそんなことではまだ甘い。延々回転し続ける(キモチワルイ)。レールが途中でなくなる(アブナイ)。やたら回って、やたらスピードが出て、気が付けばそのまま家に着いている(便利だが、バカ)。何席かに一個イスに画鋲が置いてある(地味やな)。ん?イス?椅子だけで一人ずつ走らせるのはいいぞ。違う乗り物になっているが、検討あれ。

【観覧車】パターン1.何分かに一回、高回転で回る。2.椅子だけで回ってる大観覧車(このパターン好きやな!)。3.時々はずれて、そのまま転がっていく。4.最初縦に回っていたと思ったら、横になったり斜めになったり、終いには土中に潜っていく……う〜ん、我ながら素晴らしいアイデアだなぁ。

【メリーゴーランド】木馬ではなく、本物の馬に乗る。たまに、そのまま園外に飛び出す。おそらく帰ってこない。それはいけないので、繋ぎ止めておく。どうせなら、山羊やヒツジ、ロバ、ライオン、トラ、ゴリラなども繋いでおく(但し一方通行というわけにはいかない)子供達にリアルな弱肉強食の世界を実体験させるという画期的なアトラクションとなる。保護者同伴の意味は、まるでない。

【新アトラクション・回転バンジーブランコ】すでにある乗り物で似たものがある。複数の鎖でぶら下げられた椅子に座り、徐々に回転しながら遠心力で回るだけのカワイイもの。新しく鎖の変わりにバンジー用のゴムをイスに装着し、今まで体験したことがない「回転バンジー」が楽しめる。上級者には足首に「リアルバンジーブランコ」もオプションで用意される。問題点として、半径数十メートルという壮大な敷地が必要だということと、ゴムがブチ切れてその遠心力で遠い彼方に飛んでいった場合のめんどくささ、いや、危険性のため、予め「モンクハイワナイ」誓約書の同意を求めるべきである。これも、怖さ倍増の演出効果であることを、お客はこの時点ではまだ知るよしもない……。

湯水のようにマーベラスなアイデアの泉が溢れ出した。その後あのオーナーとはまだ会っていないが、検討中にしては3年は長すぎる……。


※志賀私的伝言板
【日曜、苑田が今時「レオタードを着る??」……明日の日記を待て!!】


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