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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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月曜の朝、しっかり7時半に起きる。会社に勤めるのなら、このまま朝食をとって出勤ができそうな時間。もしかすると、この時間まで起きていることはあっても、眩しい光を見ながらの食事はここ数年無かったかも知れない。久しぶりに「人」になった気がする。

起きたのには理由がある。日記も二日続けて休むと、突っ込みのメールや電話が多いこと(「その時何をやっていたのだ?」等)何よりも僕が嫌だ、ということ。そして風邪と寝不足が祟って、昨日家に着くなり仕事もせずに寝てしまったことが挙げられる。

早起き(僕にしては)で、色々気付くことがある。僕の家にはこんなに太陽光が入ってくる。ほとんど水をやらなくても育つ「カニサボテン(01/11/30日記参照)」が、その太陽に向かって伸びている。暗い部屋では意識できなかった、まだ組み立てられずに横たわっている「ハイパーストレッチ・伸太くん(3/9日記参照)」を目の当たりにする。昨日セッティングした「ラグビーフェスタ・イン・花園 大工大高、荒川先生を偲んで」(CS・GAORA)が、録れてなかったことは朝からショックである……。

神戸製鋼、吉田明・元木由記雄が解説する姿を見られなかったのは残念だが、日曜の花園ラグビー場に足を運びその追悼記念試合を直接観戦できたのはよかった。無料とは言え、観客は結構な入りである。少年ラグビーのスクール指導に始まり、現役高校生・啓光対大工大の試合、懐かしいメンバーも加わる神鋼OB対工大OB戦など、天気も良く楽しめた。オール大工大高とオール啓光学園高とのメインの試合は現役選手の集まる試合でもあり、お弁当のおにぎりを食べる手を止めさせるシーンもあった。

この日は、神戸からSteelers平尾の車で、僕の彼女達、みなみ&ももちゃん、そしてそのママと共に花園へ向かう。何故か試合に出るはずの苑田は、待ち合わせをした神鋼寮の4Fから見送る。「そんちゃんは行かないの?」5歳になったみなみちゃんは手を振りながら言う。子供はよく見て、知っているもので、こちらが思う以上の「リクツ」を理解していて驚かされることがある。

花園に着くと、太陽の当たるメインスタンドの端を陣取った。そこに南條賢太(工大OB)も合流、試合前に顔を出す神戸製鋼キャプテン苑田右二(啓光OB)、一緒に来た平尾剛史、やはりこのメンバーが集まると人も集まる。僕も小さい頃、ラグビー選手はもちろん、京都・金閣寺に遠足に行った際、観光に来た普通の外国人にサインをもらったものだ(なぜそうしたのか今でも解らない)が、それは「少しの勇気とその後の満足感」を幼い頃に知る格好の場所だと思う。

3人がサインをしている間中、みなみちゃんとももちゃんはじっと見ている。今まで遊んでくれていた彼らが、突然何かを書いているわけだから不思議な顔をしている。みなみちゃんは僕に「志賀さんはしないの?」と言う。なんだ、その辺の「リクツ」は解ってないじゃないか。「サインしてあげようか?」と言うと、「いらないよ!」と賢太のお姉さんの子供・チーカちゃん(1歳5ヶ月)の所に行った。ん?解っているのか??

僕も行くところに行けばサインをねだられるのだよ、みなみちゃん。例えば…宅急便の受け取りやカードの支払い、それから婚姻届……。

大人になってからの「少しの勇気とその後の満足感」そのサインはまだ先の話だ。


志賀的街の風景12
『?』:日記が長かったので次回に

※志賀私的伝言板
【着メロ対決は負けを認めるが、苑田の着メロは新曲が多すぎるぞ!】


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