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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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最初に断っておくが、僕が臆病なのではない。非日常的な空間に身を投じる事への「不自然さに対する疑問」と、生きていくのに僕はそれを「必要としない」だけなのだ。それは経験から間違いなく言えることだ……。

大阪ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが、世界最速、東京ディズニーランドより15日早く入場者数1000万人に達した。まさか、僕達がそうなるとは夢にも思わずに……なんてコメントが言えればネタとしては最高だったがそれは、僕達より後に入場した家族にだった。まぁ、その日に行けたのはナイスな(死語)タイミングだったが、とにかく僕はUSJにいた。

これもネタとしてはオチに使えそうだが、先に言うと一緒に行ったのは神戸製鋼ラグビー・伊藤剛臣とあきこ夫人だ。最近は身を以てネタづくりに励む僕がいる。女性と行くのが自然であるが、彼に当日の話をすると「うちの嫁さんが、志賀さんの日記のファンなんですよ。一緒に行きましょうよ!」と半ば強引にこの日を迎えていた。

確かにタケと二人なら怪しい。はっきり言うと僕達二人は、テーマパークに全く似合わない。僕と遊園地は結びつかないだろうし、タケに至っては「テーマパークに身を隠す逃亡者」のようである。しかも同じTシャツをあえて着た。手をつなげばどこからどう見てもペアルック(死語・僕が女役?)だ。アッコちゃんがいて、よかった。比較的少ない印象だった昼の入場だが、アトラクションによっては行列が出来ていた。

「ジョーズ」で船の端に座るタケは、いきなり出てきたサメに驚き水を浴びる。僕は大笑いする。「ターミネーター2:3D」では、ナビゲーターの女性の妙に高いテンションの振る舞いがお勧めだ。「ウォーターワールド」で水を浴びたければ(僕達は免れたが)両サイドに座るべきである。ラスベガスから来たマイケルジャクソンらのそっくりさん(変な言葉やな)の限定ライブには、僕もタケも後ろで踊る女性ダンサーに釘付けだった。8つ目の「E.T.アドベンチャー」で子供の頃の温かく優しい気持ちになった。違和感はあったものの、色々なイベントを一日で楽しめる気分でとても満足だった。少なくとも、ここまでのテンションはいつもの僕だった。ここまでは……。

最後に「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」に行く。これは人気で、何度か回ってきたが待ち時間のため後回しにしていたものだった。表にはタイムマシンカー『デロリアン』が展示されていて、それをバックに写真を撮った。もうほとんど子供だな。小さな部屋に案内される。8人乗りのデロリアンに搭乗する前に、画面では「ドク博士」からの指示がある。気持ちがワクワクする。

前に4人、後ろに4人。後部座席右からタケ・アッコちゃん・僕、そして小さな子供が一人。いよいよ、タイムマシンはスタートする……。

「ワァ〜オ!こりゃ、アカン!!」

急にオヤジになる。実は僕は極度にジェットコースター系の乗り物に弱い。最初は「うわっ!おぉ〜」などと声を出したが、途中から黙りこくる。「ダメな人は途中でも頭の上に大きく手で×印を挙げてください」と係りの言った言葉が脳裏を過ぎったが、隣の子供は楽しんでいる。プライドと挫折の葛藤は、気持ち悪さと妙に低いテンションを生み出した。最後でよかった。

タケに弱点を見せた僕は、もうあいつを笑えない。今度はスヌーピーと遊ぼう。

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志賀的街の風景7
『湾岸線から見る、夜のUSJ』:おそらくライティングがかなり綺麗なはずではあるが、帰りは覚えていない……

※志賀私的伝言板
【3/10花園「観客席にてT-PROJECT」実施予定!打ち合わせ要!!】

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