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木曜、一度も行っていないのは商売人としては失格かも知れないが、初めて「えべっさん」というものに行く。神戸は柳原にある戎。夕方、なぜかサッカー永島の誘いがあり新年会を兼ねて出向いた。こいつはいつも何かとごちそうしてくれる。うまく説明できないが、えべっさんの顔と笹や色々付いている『招福、家内安全、商売繁盛』のザルみたいなヤツまでも買ってくれた。同い年としてはこれはいけない。次回は奴に奢り返さねば!超豪華「お好み焼き」でも…。
いつも書いていることだがこの店は1995年8月、そう震災の年に始まった。あの頃のことは周知の通りであるからあれこれ書くつもりはない。今だから笑って言えるが、未だにあの神戸の状況で「会員制」などという店を始めるという暴挙は周囲に猛反対された。「立ち飲み屋のほうが儲かるよ」とも言われた。今こうして同じ事を続けていれば、それなりに認知してくれる人達もいる。やはり同じ場所で、同じ空気を発していてよかったと思える。
午前1時。誰もいない店で日記を書いていると、ドアをたたく輩がいる。基本的に扉をたたく人にいちいち対応はしない。たまには忙しい場合もあるし、イタズラもあるからだ。しかし、今なら開けてもいいだろう、僕は扉を開く。そこには、千葉にいるはずの長谷部が立っていた。(9/5日記参照)
ジェフユナイテッド市原のキャプテン長谷部はその世界では有名なサッカー選手だ。永島と入れ違いだった事に残念と言いつつも「わざわざはるばる来ましたよ。そのために来たんだから、副マスターに会いに」と、僕の嫌がる『マスター』と言い、しかも『副』と付ける辺りが彼らしい。「相変わらず『志賀』だけに、しがないバーだねぇ。誰もいねえじゃん」と悪態を付く。
変わらない「茂」がいた。
「さっき神戸に着いて、飲みに来たのここが最初で最後だよ」明日は神戸の仲間とゴルフらしい。「そば、食いてぇ〜」そう言う彼に敬意を表して、店を早く閉める。そばを食いながら彼が日曜の昼に千葉に戻る話や、神戸が懐かしい、なんて話をする。「日曜はラグビー、神戸製鋼とサントリーの決勝があるから、君も行くか」と誘ってみる。
ラグビーの選手がサッカーの試合を観ることはあっても、Jリーガーがラグビーの試合を観る事は稀である。日程的な問題もあるが、サッカーのプロはそこに固執して生きて行かねばならないストイックさか。しかし長谷部は同級の神戸製鋼キャプテン・増保も知っていることだし、別世界のスポーツも一見の価値あり、のはずだ。是非連れて行きたい。
日曜の試合は、それにふさわしい何かがあるはずだから。
志賀History「E」
『ENDLESS LOVE』dこの映画はあまり記憶にない どちらかというと、ライオネル・リッチーとダイアナ・ロスが唄うこのタイトル曲が懐かしい よく「ライオネル・リチお」とか「アレクサンダー・オニお」とか言って遊んだ まぁジャイケル・マクソンのようなものだ…? そう言えば、新沼謙治の名前を途中で切って「ニーヌ・マッケンジー」と外人読みすることが流行ったのもこの頃だ あなたの名前でもお試しあれ!
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