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■ 中毒性日記 2002
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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実家の窓から降る初雪が見える。しかし昨日の「筋肉番付」の演出には納得がいかない。何のコメントもなかったからだ。なぜ、室伏とケイン・コスギがダントツだったか。なぜ大介は4種目しか出ていなかったのか。僕がスポーツライターだったらなぁ、って思う。でも僕はそのプロじゃない。

元旦深夜に日記を更新しようと思ってたら、普段店の終わる午前2時頃くらいに眠気が襲ってきた。だから、久々に正月番組を流しっぱなしにしている2日午前の実家でこの日記を書いている。毎日のように更新しているが、毎日ではない。大晦日にやって来たあるお客様のHP、その方は毎日コメントを綴ってる。素晴らしい。正月、所謂一般に皆が休んでいるこの時期は毎日更新を心がけよう。

正月恒例の箱根駅伝を見ている、正確にはボーッと眺めてると言っていい。シンプルに個人競技の原点がそこにある「走る」という行為は難しい。交代が出来ないからだ。「将来があるから」と2区で肉離れが起きて足を引きずりながら走る選手を監督は止めた。まだ走ろうとする学生は虚しく崩れ去った。「走らせてやれ!」と走ったこともない視聴者のクレームがあったかもしれない。この大学のタスキはその時点で途切れた…。

過日のサッカー天皇杯で、J1名古屋グランパスエイトがJ2佐川急便に大差で負け、正月に駒を進められなかった。彼らがグラウンドを去るとき「てめぇーら、恥ずかしくねぇのか!」と言うサポーターの姿があった。「じゃあ、お前らサポーターはフィールドに出て彼らと一緒に走れるのか!」画面に向かって僕はこう言っていた……。

「五体不満足」の著者・乙武クンをご存知か。彼はスポーツライターとしても優秀だ。その視点は明らかに健常者とは異なる。なぜなら彼には「僕だったらこうやる」なんてコメントを簡単に言えないからだ。のほほんと生きている人達は、経験の裏打ちも無いのに無責任に言う。テレビのCMを見てあれこれ文句を言う。雑誌を見て評論家のような気になっている。だから総じて乙武氏のレポートは心に響く。彼は健常者以上なのかも知れない。

身体に障害を持つ人や、心身に支障を来す病を持ったときを「『健常者』ではない」とカテゴライズする。しかし本当の「常に健やかなる人」は自己を卑下することなく、人をとやかく言わない。自分の信ずるものと責任を全うするために生きているはずだ。それが健常者なら、そうありたいものだ。

年頭に、京都山科より 志賀敏哉


諺・志賀語録「よ」
『「世も末」よりも「余は満足」』d「余も末(終わり)じゃ」と殿様が言ったならまだしも、年が明けたわけだから悔いのない一年にしよう、という意

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