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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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イブ、皆様はいかがお過ごしでしたか?別に僕のクリスマスイブをレポートする必要はないと思うのだけれど、ちょっと聞いてもらおう。

携帯が普及して、メロディがメールにくっついて来る。この日もたくさんのクリスマスソングが送られて来た。「♪We wish you a Merry Christmas〜」家で一人で聞いてみたが、途中で消した。後で誰かと聞く方がいい、うんそうしよう。祭日だけど店に向かう。誰か来ることを期待して…。

車を東へ。ルミナリエの影響で、イブともなると三宮に近づくほどに時間が掛かる。FMラジオからはイブ一色の音楽、街にもイルミネーションが……あぁ、書いてるとあほらしくなるほどクリスマスだ。僕は昔から「メリークリスマス!」なんて言うのがとても恥ずかしい。僕は日本人なのだ。アメリカ人が「アケマシテオメデトウゴザイマス」と言えば笑ってしまうだろう、だから欧米の人はその光景を見て笑っているはずなのだ。同い年のブラピもキアヌもニコラスもそう思うはずだ。僕なら「メリーに首ったけ」そうキャメロンにお熱、の方がいい。



店は静かなイブだった。毎年一台だけ持ってきてもらうパッパガッロのクリスマスケーキを、お客様と4人で食べた。BGMは件のメールに添付された曲。店に鳴り響く鐘の音にも似た、小さな携帯から流れるリアルなメロディ。
「メリークリスマス」自然に言葉が交わされる。4人は各々のドリンクを手にする。聖なるこの夜、イブは明けてもうクリスマスとなっていた。滅多に食べないケーキが大人のこの空間を暫し子供に帰らせた。

深夜3人がそれぞれ帰った後、片付けを早々に済まし、口に残ったほのかな苺の香りを感じながら外に出る。夕方の街を埋め尽くしていた白い恋人達は、もうどこかにいなくなっている。ひっそりと静まりかえった帰り道、こんなクリスマスもいいものだな、なんて…………、

俺も思いっきり染まっとるがな!とほほ。では皆様良いクリスマスを。


諺・志賀語録「ほ」
『骨折り損のくたびれ詣』d毎年正月京都に帰っても、じっとしている 初詣は人がいないときに行くものだと思ってる
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